6/29 ナニワトンボ、アジアイトトンボ、アオモンイトトンボ

 そろそろナニワトンボが発生しているだろう、ということで発生地へ行ってみました。

 ナニワトンボは成熟して青くなったのも良いんですが、未成熟の黄色と黒のトラ模様もまた、魅力的なんです。まして未成熟が見られるのは羽化してしばらくの間だけですから、なおさらです。

 さて、目的の池に到着。ここ何年かは発生数が多かったので、今回も楽勝かと思っていたんですが、案外苦戦。ようやく3頭見つけたものの、あまりの少なさに今後が心配になりました。

ナニワトンボ ♂ 未成熟
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 羽化して何日か経っているのか、黄色がくすんでいますが、トラ模様を見ることができました。

ナニワトンボ ♂
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 青くなった♂も発見(同一個体)。まだ若いので、鮮やかな水色で、胸部にうっすら黄斑が残っています。また、眼の下半分が黄色いです。この色が見られるのもごく短期間なので嬉しかった。

 ふと足元を見ると、イトトンボ
 小さなイトトンボを見つけるには、イトトンボ探索に意識を切り替えないと、なかなか見つけることができませんね。

アジアイトトンボ 交尾
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アジアイトトンボ ♀
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アジアイトトンボ ♀ 未成熟
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 未成熟の♀は鮮やかなオレンジ色なので、比較的目立ちます。だけど、小さいので○眼が進むと、すぐ見失ってしまうのがつらいところ。まして成熟して緑色になると…(^_^;

アジアイトトンボ ♂
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 腹端近く(第9節)が青くなるのが特徴です。


アオモンイトトンボ ♂
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 アジアイトトンボよりひとまわり大きく、第8節が青くなるので、アジアイトトンボと見分けることができます。
 けっこう獰猛で、アジアイトトンボが犠牲になることもしばしばです。
 今回は残念ながら♀を見つけることができませんでした。


 その他に見つけた、トンボ、チョウたち。

ハラビロトンボ ♂
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ヤマサナエ ♀
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モンシロチョウ
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ムラサキシジミ ♀
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ツバメシジミ ♂
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 帰路、もう1カ所の発生地を訪ねてみましたが、大規模な堰堤の改修工事が終わった直後で、残念ながらナニワトンボを見つけることができませんでした。まぁ、池全体を工事したわけではないので、生き残っていることを信じたいと思います。

 おしまいです。