6/8 昨年のリベンジへ その1
昨年の今頃、初めて訪れた北摂。ネットで調べ~の、知人にポイントの解説をしていただき~ので、下調べ充分のはずが、お天気の神様には見放され、見事、敗退したのでした。
そこで今年こそと、リベンジを誓いつつ再挑戦と相成りました。
しかしながら、その日の午後には所用があり、お昼過ぎには帰宅しなければなりません。したがって、チャンスは午前中のみ、その短い貴重な時間を有効に使うためには…早朝出撃。これしかありません。でも…これが一番苦手な私。これを克服するには…前夜出発の車中泊。それしかありません。ということで、3週連続、金曜日の車中泊と相成りました。今年は今のところ夜は比較的涼しいので、車中泊も快適です。(笑)
明るくなるのを待って行動開始。涼しくて気持ちいい。
道路脇の用水路を見ると、不思議ないきものがもぞもぞしているのを見つけました。私との距離2m弱。私に全く気付いていません。とりあえず写真を撮ろうと持っていた脚立を置いたので、その音でようやくこちらに気付いたらしく、慌てて逃げ出しました。その動物とは…
タヌキ
今、流行の疥癬に罹っているらしく、下半身の毛が抜けて丸裸状態でした。動きも鈍く、見ていて可哀相になりました。
満を持してポイントに到着、長竿で叩きつつ下草もよく観察するものの、チョウ影は見られず。こりゃ、まさかのフライング?昨年の悪夢が頭をよぎります。
今年は天気の神様が味方をしてくれたのに…ゼフの神様お願い!
その願いが通じたのか、オレンジ色が飛び出して、脚立で何とかなりそうなところへ止まってくれました。
ウラナミアカなら申し分ないんだけど…なんて呟きながらそっと近づくと…
アカシジミ
少し場所を変えて叩きますが、出るのはこんなのばかり。
う~ん、ヤマなら嬉しいんだけどねぇ。
他にも茶色系がたくさん出ます。
クロヒカゲ
もしかしてモドキが混じってないかと少し期待しましたが、その願いは叶わずでした。
さて、本命の方は…
願いをこめて叩いていると、ようやく灰色っぽい大きめのシジミが飛び出し、遠いながらも斜面下の木の梢に止まりました。
これはもしかして、ヒロオビ?(よかった、予想が当たってました)
ヒロオビミドリシジミ ♂
実は私、見るのが初めてなもので、自信を持って判定できていません。
後翅のオレンジ斑が上下2つに別れています。この特徴はヒロオビか、オオミドリですよね。(ヒロオビに決定~!)
ベッタリ開翅が撮れましたが。向きが悪く、せっかくの緑の光沢が見られませんでした。
しばらく待っていると、向きを変えたこの子が少し翅を広げました。