8/13 お盆の里山
今年は、13日に休暇を取ってお墓参りに行ってきました。
その後、お墓参りの後の恒例行事?となっている実家近くの里山を探索。旧道は、今は通る人が無いため、法面が崩れていたり薮が覆い被さったりで廃道寸前。わずかに踏み跡があったのは、最近私以外に通った人があったのか、それとも獣道になってしまったのか…?
池の近くを通るとイトトンボがいました。
クロイトトンボ 未成熟♂
この時期に未成熟がいるということは、年に何回か世代を重ねるんでしょうか。
キイトトンボ ♂
この場所でキイトトンボを見たのは初めてのような気がします。
マユタテアカネ ♂
腹部が真っ赤に色付いています。腹端がヒョイッと跳ね上がっているのが可愛いです。
薮が覆い被さった場所には、いつものチョウがいました。
コジャノメ
この個体、縦線の幅が広いです。
コジャノメ
こちらはよく見る線が細いタイプ。
コジャノメもじっくり観察すると、眼状紋の大きさや数の違い、線の太さの違いなど変化があって面白いことに今さらながら気付きました。
盛りを過ぎたクサギの花には…
クロアゲハ ♂
かなり擦れた個体でした。暑さのせいか、吸蜜に来ていたのはこの子だけでした。
ふと見ると草むらの奥でチラチラ飛びシジミチョウが目にとまりました。
草をかき分け近寄ってみると、そこにいたのは…
ゴイシシジミ
この場所で見たのは初めてです。けっこう広範囲にいるものなんだと、認識を新たにしました。数は少ないですが…。
やたらウラギンシジミが群がっている樹がありました。
ウラギンシジミ
チラチラ飛んでいるのを見ると、♂も♀もいます。でも求愛しているのでもなさそうな?
よく見ると、とまっているところにはカイガラムシのようなのがいたり、枝が黒っぽく変色していたり。
もしかするとカイガラムシの分泌物や流れ出した樹液などを吸いに来ていたのかも知れません。
ふと見上げると…
この写真ではわかりにくいですが、黄色の口吻を伸ばしていたので樹液なんかが出ていたんでしょう。
ゴマダラチョウもこの辺りで見るのは初めてのように思います。
今まで気付かなかっただけなのか、それとも環境変化によって見られる種類に変化があるのか、興味深いところです。
短時間ながらいろいろ考えさせられる探索となりました。
おしまいです。