8/18 ルーミスシジミ

 暑いですねぇ、雨、降りませんねぇ。場所によっては「もう勘弁して」というくらい降っているようですが、私が住む辺りは雑草がしおれてしまうくらい降っておりません。少しこちらへも雨を回して欲しいものですが…お願いしますよ、雨の神様。
 
 それはさておき、この週末は今まで遊びすぎたこともあって家でおとなしくしているつもりでした。でも嫁さんのひと言。「今週はどこも行けへんの?行ってきてもええで」良い嫁さんです。
 でも暑いしなぁ。雨も降りそうにないし。暑くて乾いているとなったら、吸水シーンやな。ということで頭の中で思考が回転を始め、気がついたら早朝、車に乗って走っていましたとさ(笑)。
 
 無謀にもルーミスシジミ初挑戦です。
 ということは、どんな場所を重点的に探したら良いのかわかっていない(^^ゞ。唯一の頼りは目的地の辺りで採集実績がある、ということだけ。う~ん、厳しそう。
 
 いきなりの出撃だったので、途中のコンビニで食料と飲み物を調達、着いたところはとある林道。ところが到着時間が早すぎたため、谷間には全く日が射さず、薄暗い。ホンマにこんなとこにおるんかいな?
 気を取り直して歩き始めると、道端にはこんな花が。
 
シコクママコナ
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 久しぶりの出会い。いつ見ても可愛い花です。
 
 湿った岩場には紫の花。
 
イワタバコ
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 ちょっと貧弱。株が大きくなったらもっとたくさん花をつけるんだろうな。
 
 水が染み出しているところにこんなカエルが。
 
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 お腹が白地に黒い斑点があったので間違いないかと思いますが…薄暗いところでストロボを焚いたため、それに驚いたカエルはあっという間にどこかへ。このワンショットが撮れただけ。
 
 とりあえず水の染み出す場所が見える、少し開けた場所に陣取り、日が射してくるのを待つことにしました。
 
 その間に現れたのは…
 
ウラギンシジミ ♂
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 少しでも近づこうものなら敏感に反応して逃げて行ってしまいますが、私のリュックに執着していたのか、いつの間にか戻ってきている、ということを繰り返していました。まあ、私のリュック、充分汗がしみこんでいることだろうし。
 
センチコガネ
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 これが寄ってきたとなったらちょっと複雑な気分。私のリュック、そんなに臭う?
 そういえばこの辺りの名物ルリセンチコガネ(オオセンチコガネ)は姿を見せませんでした。
 
 暇だったので渓流に降りてみると…
 
ミヤマカワトンボ ♂
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 グリーン・メタリックのお腹が日に輝きます。
 
ミヤマカワトンボ ♀
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 こちらは地味。翅の白い縁紋がアクセントですね。
 
 ふと見ると岩の上に怪しい塊が。お嫌いな方には申し訳ないですが…
 
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 耳膜がはっきりしないので、おそらく間違いないかと。ストロボを焚いても全く動じず、身動きすらしませんでした。
 
 そうこうしているうちに林道上にも日が射し始めたので行動開始。
 でも吸水しているチョウの姿は全く見られず。
 
 でも歩き始めると驚いたチョウが時々飛び出します。
 
 紫色が見えたのでドキッとしましたが、とまったのを見ると…
 
ムラサキシジミ
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 そういえば飛んでいるとき、茶色っぽく見えたよな。
 
 つぎに飛び出したのは、お?白っぽい。それに紫じゃなく青っぽいような?見失わないよう必死で追いかけると、何とかとまってくれました。そっと近づくと…やはり!図鑑で見た、憧れのチョウがそこにいました。
 
ルーミスシジミ
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 大感激!初めての挑戦で見られるとは。
 
 その後もチラチラと。
 
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 同じようなポーズばかり、というツッコミは置いといて…
 
 薄暗い場所なので撮影には難儀、追っかけるのも難儀でしたが、複数見られたのは大収穫でした。
 
 真夏の贈り物とでも言いましょうか。
 
 今度は初冬の贈り物、開翅シーンを見たいものです。
 
 思ったより日陰の林道は涼しかったし、途中で立ち寄った渓流も気持ちよかったしで、大満足のうちに帰路につきました。
 
 おしまいです。