9/14 地元のトンボ追っかけと変なヒメウラナミジャノメ

 この三連休、天気予報によると台風接近のため土曜日だけしか晴れマークがありません。
 それでも終日晴れマークなら思うところもあったんですが、その目的地辺りは午前中の早い時間帯だけが晴れマークで、後は雲と傘マークが並んでいました。仕方なく、地元で久しぶりにトンボでも追っかけてみるか。
 
 蝶あそびではないので申し訳ないなぁと思いながら、ma23さんをお誘いし一緒にトンボ池を回ることになりました。
 
 主目的は、青い赤トンボこと、ナニワトンボです。
 
 まず1カ所目。ここはナニワトンボの他にもいろいろ出会える場所なので楽しめるかな?
 
 到着直後に現れたのは…
 
ムスジイトトンボ ♀
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 今年も出会えました。
 
ムスジイトトンボ ♂
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 鮮やかな水色の♂も。地元ではムスジイトトンボの生息地はここしか知りませんが、今年はいつになく数が多い気がします。これはうれしいなぁ。
 
チョウトンボ
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 ムチャクチャ敏感で、ようやく撮れたのがこの程度(トリミングしてます)。近くで妖しく光る翅を撮りたかったなぁ。
 
アオイトトンボ ♀
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 少し粉を吹いていますが、♂と同色型とまではいきませんね。眼も青くないし。
 
アオイトトンボ ♂
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 青い眼がきれいです。
 
 この他にもギンヤンマ、オオヤマトンボ、タイワンウチワヤンマ、ショウジョウトンボシオカラトンボ、オオシオカラトンボ、マユタテアカネ、リスアカネなどたくさんのトンボに出会えました。ところが…
 
 肝腎のナニワトンボがいない!確実に見られると豪語していただけに、ちょっと凹みました(T_T)。
 
 そこで確実に見られる(であろう)ポイントへと移動。そこは今年発生を確認しているので「絶対大丈夫!」と太鼓判を押しつつも、ちょっと不安になったりして…(^^ゞ
 
 車を停めて十数歩。いました!ホッと胸をなで下ろす瞬間です。
 
ナニワトンボ ♂
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 あちこちにたくさんいました。
 調子に乗って♀も探しますが、なかなか見つけられません。
 
 マユタテアカネやヒメアカネなどは♀の方が見る頻度が高いように思うんですが、ナニワトンボの♀は少ないのか、それとも探すポイントが悪いのか…。
 
 やっと産卵行動中のカップルを見つけました。
 
ナニワトンボ 連結イメージ 16
 薄暗いところでの産卵行動を撮ることができませんでしたが、休止したところを何とか。
 
 この勢いを借りてマイコアカネのポイントを目指しますが、覚悟はしていたものの不発…(T_T)
 
 最後にヒメアカネとヤンマの寝込みを襲うポイントへ。
 
 ヒメアカネはいつものところに、いつものように。薄暗いポイントです。
 
ヒメアカネ ♀
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 この♀は小さな「眉」があります。
 
ヒメアカネ ♂
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 ♂は成熟が進みと顔がもっと白くなるのですが、まだまだ若いようで。
 もうひとつの目的、ヤンマの寝込みは残念ながら襲うことができず、カトリヤンマが飛ぶのを目撃しただけに終わりました。
 
 トンボの合間にチョウとも遊びました。
 
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 一番好きなセセリです。
 
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 新鮮な個体は縁毛が揃っているので、逆光でのシーンも絵になります。
 
クロコノマチョウ
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 いつか開翅シーンを撮りたいものですが…。
 
ヒメウラナミジャノメ
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 いつものお馴染みさんです。
 
 後翅表の蛇の目模様は二つ、というのが一般的です。でも中には、蛇の目の数が多いのも時々見かけます。
 
ヒメウラナミジャノメ
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 この子は通常の蛇の目二つの他に、小さい蛇の目が二つの計四つ、よく見るとさらにその上に蛇の目になりきれなかったクロっぽいシミ状の「蛇の目の卵?」までありました。こんな数が多いのを見つけるとうれしいですねぇ。
 
 ところが…この日ma23さんが見つけたヒメウラナミジャノメは…
 
ヒメウラナミジャノメ
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 蛇の目が一つ!よくよく見ると「蛇の目の卵」があって、これを入れると二つになりますが、ぱっと見は、どうみてもウラナミジャノメです。
 
 何とか撮れた翅裏は…
 
ヒメウラナミジャノメ(同個体)
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 1-2-2で、蛇の目が一つ足りません
 
 反対側も…
 
ヒメウラナミジャノメ(同個体)
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 蛇の目が一つ、足りません。少ないのは初めて見ました。
 
 普段から見飽きているヒメウラナミジャノメも、じっくり見ていくと面白いことを教えていただきました。
 
 ma23さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
 
 また次の機会もよろしくお願いします。
 
 おしまいです。