10/12 キトンボ ほか

 シルビアシジミの後は、トンボを求めて徘徊しました。
 
 この辺り、私の憧れている3種類のトンボが生息しているはずなんですが、会えるかどうかは微妙です。何しろ貴重な種類ばかりですから…。
 
 車を停めて,ある谷津を奥に向かって歩いていると、小さな池がありました。環境も良さそうだし,こんなところにいるんじゃないかなぁと思いながら堤を登ります。水面が見えた途端、鮮やかなオレンジ色のトンボが飛び立つのが目に飛び込んできました。
 
 あれはまさしく憧れの…
 
キトンボ ♂
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 写真でしか見たことが無かった憧れのトンボがそこにいました。大感激!
 でもとまる気配が無いので,仕方なく苦手な飛翔を狙いました。
 
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 ふと足下を見ると、産卵中の♀がいました。
 
キトンボ ♀
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 あまりに岸近く、草の陰で産卵しているので草が邪魔なことといったら!
 ようやくこんなのが1枚撮れただけ。そうこうしているうちに飛び去ってしまいました。
 
 他にいないかとウロウロしていると、やっととまっているのを発見。
 
キトンボ♂
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 翅まで鮮やかなオレンジ色です。
 
 それにしてもキトンボは敏感で、近づこうとする気配を察するのか、数メートル以内にすら近寄らせてくれません。仕方なく望遠を駆使。
 
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 決して数は多くはありませんでしたが、出会うことができたので大満足。
 
 残りの2種類を求めてウロウロ。
 
 おっ!と思ったのはこの子。
 
 黒っぽく見えたので、てっきり目標のトンボゲット!と舞い上がってしまい、勇み足でメール報告したのは内緒です…(^^;)
 果たしてその正体は…
 
ナニワトンボ ♀
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 帰宅後図鑑で確認しようとして,ガッカリ…ショックは大きい!
 ナニワはナニワでも、頭に3文字が付く、ナニワトンボが見たかったなぁ。
 
 その他に出会ったトンボたち。
 
ナツアカネ ♂
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 顔も胸も赤くなります。
 
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 赤くなるのは腹部だけで,顔や胸は褐色です。
 
アオイトトンボ ♂
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 青い眼がきれいです。
 
オオアオイトトンボ ♂
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 オオアオイトトンボは成熟しても眼は青くなりません。
 
オツネントンボ ♂
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 褐色で地味なトンボですが、成虫で越冬する性質を持っています。小さな身体に寒さに負けないパワーはすごいです。 
 
 密かに期待していた3種のうち、1種類しか見ることができなかったわけですが、率にすると3割3分3厘。充分な高打率といえますが、何か釈然としない気も…。まぁ『良し』としておきましょう。
 
 おしまいです。