9/10 憧れのチョウに逢いに…(その3)
昔の思い出にどっぷり浸りつつ、とりあえず自宅方面へと車を進めると、回り道をすれば、先週Mさんとご一緒するはずだった地方を通るなあと思い立ち、そちらへハンドルを切ります。
が、こちらは情報をお聞きしていなかったので、行き当たりばったり。
何となく良さそうなあたりに駐車ポイントを見つけ、探索することに。
すると道端に…
セスジツユムシ 褐色型
緑色型はよく見ますが、褐色型は久しぶりに見たので思わずパチリ。
どんどん探索範囲を広げますが、褐色の蝶が飛び出す度に追いかけてはとまるのを待って観察。しかしながら蛇の目模様は1・2・3.つまりヒメウラナミジャノメばかり。
ようやくとある草原で、その姿を確認しました。
ウラナミジャノメ
しかしながらえらく敏感で、草の隙間からこんなのが撮れただけに終わってしまいました。
さらに探索を続けると妖しいセセリの姿が。
オオチャバネセセリ
久しぶりの出会いです。地元でも探してはいますが、なかなか見つかりません。よく似たイチモンジセセリなら、嫌というほどいるんですが…(^^ゞ
日光浴シーンをもう1枚。
オオチャバネセセリ その2
嬉しい出会いに疲れた足も軽くなります。
そして道は林の中へ…そこには
ナツアカネ ♀
腰が太くて、お腹にかけてのラインがスマートな印象です。
♂もいました。
ナツアカネ ♂
残念ながらまだまだ未成熟。成熟すると全身真っ赤になる赤トンボですが、まだ黄色みが残っています。
真っ赤なナツアカネ、久々に見たいなぁ。
ナガサキアゲハ ♂
比較的傷が少ない、綺麗な個体でした。
道の脇の樹液には…
キタテハとジャノメチョウ
こうしてみると、大きさの違いがはっきりわかります。キタテハも翅を広げてくれたらもっと良かったのですが…ヤラセっぽくなるかな?(^^ゞ。
休耕田にはこんな花が咲いていました。
初めて見ましたが、実にきれいな花です。こんなのがかつてはあちこちに自生していたなんて、信じられません。
きっと地元の方が大切に保護されておられるんでしょう。
黄緑色の稲穂が伸びている水田の中で、1枚だけ赤く色づいた水田がありました。なんだろうと思って近づいてみると…
赤米(あかまい)の穂
そこに植えられていたのは赤米でした。
赤米を普通の米に混ぜて炊くと、赤飯のようになるそうです。
今でこそ赤飯というと、小豆を混ぜて炊くのが普通ですが、赤米を使った赤飯が本来のものとか。
いろんな出会いがあった1日で、大満足で帰路に就きました。