海南市のわんぱく公園で開催された自然観察会に、子供と一緒に参加しました。
知り合いのAさんから「ぜひご参加を」とのメールをいただいたので…その中からいくつかご紹介。
ナニワトンボ♂
ご存知、‘青い’赤トンボ。公園内の花壇にチラホラと姿を見ることができました。なぜ花壇に…?答えは、すぐ傍に大きな池があるから。
それにしてもここのトンボたち、普段から子供たちに追いかけ回されているためか、やたら敏感でした。
公園に植えられている
コムラサキに、鮮やかな紫色の可愛い実がたくさん付いていました。
シンジュサンの幼虫
参加者の子供が見つけたもので、写真を撮らせてもらいました。
成虫はまだ未見で、いつかは出会いたい蛾のひとつです。
エゴノキの実を食べに来ていました。皮には
エゴサポニンという毒を含みますが、
ヤマガラは器用に中の種子を取り出して食べるそうです。
シカクマメの花
莢の断面が四角の豆です。花は初めて見ましたが、
パステルブルーの可愛い花が咲くとは思わなかっただけに、少し感激してしまいました。
オオスカシバ
キバナコスモスの蜜を吸いに来ていました。薄緑色のずんぐりした体と、透明の翅を持った
スズメガの仲間です。
南方系の
ヒョウモンチョウの仲間で、幼虫はスミレの仲間の葉を食べます。野生種のスミレばかりでなく、パン
ジーなどの園芸種の葉も食べるので市街地にも多く、近年の温暖化と相まって分布域を広げているのが、減少してきている他のヒョウモン類とは対照的です。
蛾の仲間だと間違えられやすい
セセリチョウの中で、一番目にする機会が多いのがこの
イチモンジセセリでしょう。 特に秋になると一段と多くなりますが、元々は南方系のチョウなので、越冬できるのは温暖な地域だけのようです。
午前中、2時間あまりの観察会でしたが、有意義な時間を過ごすことができました。