5/24 キナンウラナミアカシジミ、ウラゴマダラシジミ

 昨年、証拠写真のみに終わったキナンウラナミアカシジミ(正式にはウラナミアカシジミ紀伊半島南部亜種。ナンキウラナミアカシジミという呼び方もありますが、キナン…と表記します)がメインターゲット。
 
 ma23さんと一緒に出かけてきました。
 
 ポイントに到着し、早速長竿を持ち出してウバメガシの梢をトントンしてやると、ひとつのオレンジの耀きが飛び出しました。だけど降りてこない。遙か向こうの高い枝にとまるため証拠写真もままならず。何とか降りてこさせようとトントンすると、さらに遠くへ飛んでいき、ロスト。
 
 さらに粘ると、1頭が比較的低いところにとまりましたが、なかなか近づけず。それでも何とか証拠写真は押さえることができました。
キナンウラナミアカシジミ
イメージ 1
 昨年はFZ-100のデジタルズーム52倍で撮って、さらにトリミングしてやっと見られる大きさでしたが、今回は光学ズーム24倍でそこそこ見られる大きさ、一眼の270mmでも(もちろんトリミングは必要ですが)撮れましたから、証拠写真としては十分でしょう。
 
 朝イチで一応の目標が達成できましたから、気分的にも余裕が出ます。惜しむらくは、とまった枝がウバメガシではなかったこと。これじゃぁ普通のウラナミアカシジミとの違いが…(^^ゞ。
 その後、他のポイントも探しつつ移動しますが、他に3頭ほど出たものの証拠写真も撮る気にならないほどの高い・遠い。
 
イメージ 2
 これじゃぁ去年と一緒やなぁ。デジタルズームでトリミング。

 次のターゲットに移るべく大移動する前に、朝イチのポイントに立ち寄ってダメ元でトントンしてやると、今度は低いところにとまってくれました。それもウバメガシでほんの目の前。地面からも狙えるし、脚立があればなお良い、という絶妙な位置でした。
 
イメージ 3
 これこれ。これが撮りたかったんです。風で尾錠突起が曲がってしまいましたが、贅沢は言うまい。
 
 今シーズンのゼフ第1号となりました。
 
 もうちょっと苦戦するかもと思っていただけに、早いうちの目標達成に大満足。そこで次のターゲットを定め、大移動したのでした。
 
 そう、早出のゼフといえばウラゴマダラシジミ、これが第2のターゲット。やってきたのはむせかえるほどのイボタノキの花のにおいに包まれた場所。
 
 早速長竿トントンすると、出たぁ~!
 
 そこそこ飛び出してきますが、スレたのも多く、、その中で綺麗なのを選びつつ撮影開始。
 
ウラゴマダラシジミ
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 産卵シーンも撮ることができました。
イメージ 6
 
 そうこうしているうちにウラゴマダラシジミの活動時間がやってきて、♀を求める♂たちが飛び回り始めました。
 
 しばらく追いかけますが、なかなか止まりません。そのうちにあることに気づきました。それはある決まった場所に♂たちが必ずアタックをかけるんです。よく見るとその場所にはなにやら白いものがチラリ。もしや、♀でもいるのか?
 
 脚立を持ってきて登ってみると、そこにあったのは、なんと蜘蛛の巣。どうやらそれを♀と間違えてアタックをかけに来ている様子でした。
 
 しばらく待っていると、次々に♂が飛来するではないですか。そこで置きピンで飛翔を狙ってみました。もちろん腕が腕だけに、ろくな写真が撮れませんでしたが…まぁまぁウラゴとわかる程度のものを何枚か掲載します。
 
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イメージ 10
 
 そういえば、以前どなたかのブログに白い鳥の糞に何度もアタックするウラゴの話が書かれていましたが、白ければ何にでも反応するのかもしれませんね。
 
 他にもおまけがいくつか撮れたので、次回にでも。
 
 続く…