5/24 おまけ編…ヒオドシチョウ、ハッチョウトンボ ほか

 メインターゲットの成果は前回アップしましたが、そのほかにもささやかな出会いがありました。
 
 その中で私的に一番悔しい思いをしたのは、ナガサキアゲハ♀。新鮮な子が目の前の花で、それもいつものせわしない動きではなく、全開静止で吸蜜を始めたのですが、それも一瞬の出来事でピントが合う間もなく飛び去ったのでした。従って写真なし。でも目にはしっかり焼き付いてます。いつかリベンジを!
 
 ウラゴ・ポイントでは羽化間もない新鮮なヒオドシチョウがたくさんいました。ただし、結構敏感で、思うように撮れなかったのが残念。そんなとき、ma23さんにヒオドシチョウの蛹殻がたくさんあると教えていただきました。よくよく見れば羽化前の蛹もちらほら。
 
ヒオドシチョウ 蛹
イメージ 1
 恥ずかしながら、ヒオドシチョウの蛹を見たのは初めてでした。流石、ええ目をしてらっしゃる。
 
 さらに羽化間もない個体が、蛹殻にぶら下がって翅を乾かしている姿も見られました。
イメージ 2
 って、よく見ればつかまっているのは中身の入った他人(蝶)の蛹じゃないかい!
 
 なぜか私の近くにまとわりついて離れなかったウラギンシジミ
 
ウラギンシジミ ♂
イメージ 3
 汗でも吸わせてほしかったんでしょうか?ひとこと言ってくれれば良かったのに…って言うわけないやん!
 
 イシガキチョウが何頭か、樹上の高い葉でテリ張りをしていました。今年、何度か見かけてはいるものの、まだ未撮影なので何とか撮りたいと四苦八苦していましたが、撤収間際になって一頭だけ、低いところに降りてきてくれました。
 
イシガキチョウ
イメージ 4
 遠目からではありましたが、何とか初撮りを果たすことができました。。翅の模様が良いですねぇ。
 
 イボタノキの花に吸蜜に訪れたのはモンキアゲハ。でもイボタノキの花には蜜が少ないのか、落ち着いて止まってくれません、
 
イメージ 5
 ようやく何とか見られる写真が撮れました。
 
 ヒオドシチョウの他にやたらたくさんいたのがテングチョウ。今年は多いようですね。
イメージ 6
 数が多い割には撮影チャンスがなく…きっと気合いが足りないんでしょう。
 
 イボタノキとくればイボタガですよね。そのお子様がいると教えていただきました。
 
イボタガ 幼虫
イメージ 7
 角を何本も振り立てた奇妙な姿、初めて見ました。
 次は大人にも出会いたいものですが…あこがれの蛾のひとつなんですが、未だその願いを叶えることができません。
 
 逆にできれば出会いたくないのがいました。しかも低木の上にトグロを巻いて。
 
イメージ 8
 まだほんのお子ちゃまでしたが、迫力は満点。頭の上にかかる枯れ草が気になるところですが、流石にそれを取り除こうなんて気は、これっぽっちも起こりませんでした(笑)
 しかし、お子ちゃまがいるということは…要注意!ですな。
 
 さて、本格的にウラゴの活動が始まろうかという時間になると、空に雲が広がり一雨来そうな空気が漂い始めました。見たかった開翅に後ろ髪を引かれながらも、撤収を決めたのでした。
 
 この日の朝、順調に撮影が進めばハッチョウトンボを見に行こうとなっていたのですが、この天気では望み薄。でもせっかくの機会だし、様子を見るだけでもということで、またまた大移動。ところがポイントに近づくにつれ、雲の間から青空がのぞき始め、着く頃には夕刻の斜光ながらも日差しが戻ってきたのでした。しかし、目的のハッチョウトンボを順光で撮ろうとすると自分の影が邪魔をする。この意味では日差しが戻ったのが良かったのか、悪かったのか。微妙ですね~。
 
 さてこのポイントの主役はハッチョウトンボ。ご存じ、世界一小さなトンボです。あまりに小さすぎて、特に♀なんどは飛んでいるとアブにしか見えません(笑)。
 ちょうど今が発生盛期だったらしく、真っ赤に成熟した♂、まだ未成熟で淡褐色の♂、それに♀もたくさんいて、選り撮り見撮り(よい子はこんな当て字を書いたらいけませんよ~)状態でした。
 
イメージ 9
 真っ赤なサングラスをかけたようです。
 
イメージ 10
 前回は来る時期が遅く、この未成熟のを見ることができず、残念に思っていたところでしたが、今回、そのリベンジを果たすことができました。
 
イメージ 11
 この腹部の縞々が、アブに見えるんですよねぇ。
 
 そしてお約束、オオハッチョウトンボの登場です。というのは嘘(笑)。
 
イメージ 12
 鮮やかな「赤」です。
 
 この場所のお約束…
 
オオイトトンボ ♂
イメージ 13
 水色が鮮やかです。
 
 
 他にもいろんなトンボがいて、まさにトンボ楽園の様でした。
 
 午前中に早々と目標を撮影できた日は、気分は軽くなりますよね。
 
 おしまいです。