6/1 信州遠征2日目
早朝、目覚めると雪を被った山々に日出の朝日が当たり、真っ赤に染まっていました。
昨日以上の成果を期待して、心が弾みます。昨日はちょっと出遅れた感があったので、早めに出発、目をつけていたポイントを目指しました。
ところが、大きなイベントがあるらしく昨日に増して登山者が多い!ひっきりなしに傍らを通っていきます。
こりゃぁクモツキが現れても写真は無理、と判断、成果が上がったポイントへ移動しました。
そこへ何人かの方が合流、クモツキが現れるのを待ちました。
活動が始まる時間が訪れ、いよいよだ!と気合いを込めて待ちますが、クモツキは一向に姿を見せません。
後から合流された方に伺っても、『♀を1頭見ただけで♂は全く見なかった』とのこと。
なんかおかしい。天気は昨日とほとんど変わらないのに…。昨日とは全く違う展開に愕然としました。いったい何があったんだ?
一日違いで大違い、とはこのこと。結局この日はクモツキにレンズを向けるチャンスが訪れることはありませんでした。そこで仕方なく、今後の参考のためにあちこちポイントの下見をすることにしたのでした。
まぁ、それでは寂しすぎるので、前日に撮った分も併せてエキストラを登場させましょう。
ヤマキマダラヒカゲ
もしかするとヤマトスジグロシロチョウかも?という期待を込めて等倍切り出しも一緒に。
これは同じ場所で撮った別個体。どうもよくわかりません。
クジャクチョウ
越冬明けでかなり傷んでいました。
ドロハマキチョッキリ だと思うんですが…
メタリックグリーンに輝く、きれいなチョッキリゾウムシの仲間です。
ニホンザルも登場
ほんの数メートルを間に挟んでにらめっこ状態でした。
お昼も回ったのでそろそろ引き上げようと、車を走らせていると、チョウが飛んでいるのが見えました。いそいそと車を駐め、駆けつけると、そこにいたのは…
向こうが透けて見えそうな翅。これはうれしい出会いでした。
ウラギンヒョウモン
羽化して間もないようで、きれいな個体でした。
近くの空き地でツノトンボが飛んでると、ma23さんが教えてくれました。
急いで見に行くと、何頭か、トンボとでも間違えそうな速いスピードで飛び回っていました。でも、ツノトンボって、こんなに早く飛んだっけ?
しばらく見ていると、下草にとまるのが見えました。そっと近づいてよく見ると、そこにいたのは…
キバネツノトンボ
私にとって初見・初撮りです。黄色い模様の入った渋い翅にうっとり。かっこいいですね。
ちなみに、トンボと名前がついていても、トンボの仲間ではなく、アミメカゲロウの仲間です。
遠征最後の締めくくりにと、下見がてら某所に寄り道。
ちらちらと青いのが飛んでいました。
ミヤマシジミ
ほとんど♂ばかりで、♀は一度見かけただけで見失ってしまいました。でも思っていたよりも新鮮な♂が多かったので、満足です。心残りは開翅が撮れなかったことですが、まぁあの暑い最中だから仕方ないかな。
ということで、2日目は何とも締まらない結果に終わってしまいました。
でも、普通なら主役を務められるチョウや、キバネツノトンボにも出会うことができたし、良い一日だったとも言えるかも。一番の主役は初日に堪能することができましたしね。
この遠征期間中、現地でお目にかかった皆様、お世話になりました。またいつか、どこかでお目にかかる日を楽しみにしております。ありがとうございました。
おしまいです。