6/21 アイノミドリシジミ

 アイノミドリシジミ…私にとっては、特別の思い入れがあるチョウなんです。チョウの写真を撮り始めて2~3年経った頃、ゼフィルスの仲間のうち、ミズイロオナガシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミの3種は何とか出会いを果たすことができたのですが、肝心の緑色に耀く種類をまだ見たことがなかったんです。その頃はそれらのゼフたちに強いあこがれを持っていたのでした。
 
 それを果たすことができたのは、3年前の2011年。ネットを通じて知り合ったTODさん、ashさんご夫妻から「ゼフ大合宿」へお誘いいただき、参加した但馬でのことでした。そのとき見た金緑色に光るその耀きに魅了され、ゼフの虜になってしまった、そんなきっかけのチョウがアイノミドリシジミだったのです。
 
 先に書いたように肝心の必須アイテム、脚立を忘れるという大チョンボを犯してしまったものの、今年も無事、そのテリ張り姿を見ることができました。
 
アイノミドリシジミ ♂
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 今回、すぐ近くまで降りてきてくれた個体。翅先の欠けが残念でしたが、そこそこ綺麗な子でした。
 
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 同じ個体でも見る角度によって色が変わります(いつも書いてることですが)。
 
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 この角度が一番アイノらしい色に見えました。
 
 同じ場所にとまるのは、どうやら同じ個体のことが多いです。そのときの状況によってはスレた個体しか近くで撮れないこともあり得るわけで…今回はそこそこ運が良かったのかもしれません。
 
アイノミドリシジミ 巴飛翔
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 今回は回数が少なかったものの、何度か巴飛翔のまま目の前まで降りてきてくれました。連写で狙いますが、没写真の山。そこそこ見られる写真を載せますが、課題がいっぱいです。
 
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 ピントもシャッタースピードも…そしてタイミングも。
 
 時間が経ち、降りてくる回数も少なくなったので、場所を移動。
 移動中、撮影しているグループを見かけたので車を駐め挨拶すると、Oさんの顔がありました。仲間に入れていただいて、しばし腰を落ち着けることにしました。
 
 そこで見たのは…
 
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 草の葉陰にとまるアイノの姿。
 
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 なんと地面でV字開翅も見せてくれました。
 
 おもしろいシーンを見ることができました。
 
 つづく…