7/12 但馬巡り その1

 ここ何年か、恒例となってきた但馬巡りに行ってきました。今年2回目。
 前回はヒサマツミドリシジミ♀、それも開翅撮影という大きな成果があったんですが、果たして今回は?
 
 朝イチで入った場所では…
 
カラスシジミ
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 時期が遅かったのか、数はたくさん出たものの、ボロな個体ばかりだったのが残念。一番ましなのを選んで撮影しましたが、鮮やかなはずの白線も薄れてしまっています。
 
トラフシジミ 夏型
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 飛んでいるときはカラスシジミだと思っていたんですが、とまったところにそっと近づくと、トラフシジミに化けていました(そんなわけないやろ~)(^^ゞ。
 夏型を見るのは今年初めて、これはこれで嬉しかったりします。
 
 さて、場所を変えて。
 
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 今年は少ないような気がしましたが、気のせい?
 
ハヤシミドリシジミ ♀
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 この♀は朝から愛想が良く、全開披露してくれました。
 
 期待していた♂はどれも愛想が悪く、スーパーマリンブルーの輝きを見ることができませんでした。
 
キマダラルリツバメ
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 現地でご一緒した方が梢をトントンすると降ってきたそうな。おかげで間近でキマルリを拝むことができました。ただ、尾状突起が1本欠けて、3つ尾になっていたのが残念ではありました。
 このあと、なんとか開翅が見られないかと四苦八苦しましたが、ついに願いは叶いませんでした。
 
 再び移動。
 
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 ちょいとボロでしたが、産卵シーンの撮影成功。
 
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 シロチョウ類は逆光で翅が透けて見えるのがいいですね。これで背景がすっきりしてたらもっといいのですが。
 
 ツマグロキチョウは長年出会いを求めていたチョウのひとつでした。それが昨年秋にたった1頭だけでしたが願いを果たすことができ、今回はこれが目的で言ったわけではないのに2頭との出会い。出会えるときはこんな風にあっけなく出会えるんですね。
 
クロシジミ
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 今年も出会うことができました。
 
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 個体によって模様が違うのがおもしろいです。
 これがコレクターにとってもおもしろいというので、乱獲につながっているようです。もちろんアリに幼虫が育てられるという、その独特な生態から環境変化の影響を受けやすいこともあるでしょうが、安定しているはずの場所でもずいぶん少なくなったように思います。
 
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 高い位置ではありましたが、開翅も披露してくれました。
 
ホソバセセリ
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 セセリチョウとは思えないゆったりとした飛び方をします。危険を感じると素早く飛ぶのでしょうか?
 
ダイミョウセセリ
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 関西型にしては後翅の白線が少し薄いような?中間型に近いのかな?
 
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 オレンジ色が鮮やかです。
 「コキマダラセセリ」という名前でも本家の「キマダラセセリ」より大きいという、この矛盾。どこでどう間違ったのやら。
 
 つづく…