8/21 アカボシゴマダラ

 家族サービスで関東方面へ行くことになりました。7月終わり頃ならトンボ方面へ行くところですが、今の時期ですと撮りたいトンボは空振りに終わることも十分考えられたため、ここ数年のうちに生息範囲を広げているという、アカボシゴマダラをメインターゲットに決めました。
 結構あちこちで撮影されたのがネットで流れていますが、土地勘がないためいまいちポイントを絞り込めませんでした。そこで、何度かご一緒させていただいた一寸野虫さんに無理を承知でポイントの紹介をお願いしたのでした。
 
 いただいた情報を元にポイントを絞り込んでいたとき、当日ご案内いただけるATSさんをご紹介いただいたのでした。これで百人力、願ってもないことです。
 
 さて、やってきたのは某公園。ここでATSさんにご案内いただくことができました。しかしながら少し前に比べるとアカボシゴマダラが少なくなっているとのこと。2週間ほど前なら複数が1カ所に集まり、産卵シーンも見られたとのことでした。やや出鼻をくじかれつつも、よくよく考えてみればこれは毎度のこと、ですね(笑)。ベストシーズンに行かない方が悪い。
 でもダラダラ発生するらしい、とも聞いていたので、そこに望みを掛けてポイントを回りましたが、残念ながらNull。他のチョウ影も少ないとか。
 嬉しかったのはこの子くらい。
 
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 地元では滅多にお目にかかれないのですが、ここでは比較的多いとか。
 
 これはポイントを何度も歩いて来るのを見つけるしかないね、ということで、何度もポイントを順番に回ることにしたのでした。
 
 すると、願いが通じたのか2巡目に入ったところで樹液に来ている1頭を発見。ところが樹液を吸っているときは簡単に近づけるという先入観があり、不用意に近づきすぎたため高い樹の上へと逃げられてしまいました。
 待っていたら戻ってくるかもとしばらく様子を見ましたが、降りてくる気配なし。仕方なく証拠写真だけでもと四苦八苦。遠いながらも何とか初撮りに成功。
 
アカボシゴマダラ 証拠写真
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 ふと気づくと、違う個体が樹液にやってきていました。これを逃してはならじと、慎重に近づき、何とか撮ることができました。
 元は放蝶とはいえ、初めてのアカボシゴマダラとの出会いに興奮しました。
 
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 ところがこの個体も、数枚撮ったところで飛び立ってしまいました。意外に敏感なのね…。幸いなことに次にとまったのは目の高さ。
 
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 翅裏も撮影成功。在来のゴマダラチョウと比べて赤い斑紋があるだけで豪華な感じがします。

 
 十分に堪能した後、さらにポイント巡りを続けていると、あちこちでその姿を見ることができましたが、どれも敏感でしかもとまるところは高い樹の上と、証拠写真すらままならず。
 まぁ、先ほどじっくり撮ることができていたため、心は余裕です。
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 ちょっとした用ができ、早めに家族に合流しなければならなくなったため、これが最後と樹液巡りをもう一回。
 樹の幹にとまっているアカボシゴマダラを見つけました。
 
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 あまりに薄暗かったのでストロボを使うと、翅裏が怪しく光りました。
 
 メインターゲットの撮影に成功したため、樹液巡りの合間に花壇に集まっている目的外のチョウを撮る余裕もできたのでした。
 
 キバナコスモスの花壇にはツマグロヒョウモンが集まっていました。
 
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 このあたりでも数年前からツマグロヒョウモンが増えてきたとのこと。この花壇にも常に10頭あまりが飛んでいました。
 
 その中で、少しくすんだ色のヒョウモン類を発見。
 
ミドリヒョウモン ♀
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 翅はすでにボロでしたが、違う種類を見ると嬉しくなります。
 
 ミドリヒョウモンに興味を示したツマグロヒョウモンが周りを飛び回っていました。
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 花壇にはセセリの姿も、
 
チャバネセセリ
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 ちょっとスレ気味ですが…セセリ類は地味ですが、目が大きくてかわいいですね。 
 
 そしてカタバミにはおなじみのヤマトシジミ
 
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 結果的に短時間の探索となったとですが、ATSさんのおかげで目的のアカボシゴマダラを間近で見ることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。
 どうもありがとうございました。
 
 また機会がありましたらご一緒いたしましょう。
 
 この日はおしまい、です。