8/30 地元のゴイシシジミと赤トンボ

 この日、職場で確認しなければならないことができたので、休みにもかかわらず、朝出勤。確認作業自体はほんの10分ほどで終わるため、帰りに地元の里山へ寄り道しました。
 目的は、近頃少なくなったマイコアカネの確認でした。
 
 早速、以前はよく見られた林縁の道を歩いてみましたが、いるのはマユタテアカネばっかり。
 
マユタテアカネ ♀
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 翅先が透明なタイプ。
 
マユタテアカネ ♀
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 こちらは翅先が黒いノシメ型の♀。
 
 赤く染まった♂もいました。
 
マユタテアカネ ♂
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 ピン!と跳ね上がった腹端が特徴です。
 
 ちょっと雰囲気が違う♂がいるな、と思ってよく見ると、ヒメアカネでした。
 
ヒメアカネ ♂
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 ヒメアカネ♂の腹端は、マユタテアカネのように跳ね上がりません。
 この里山でヒメアカネを見たのは初めて。ちょっと嬉しくなりました。
 
 顔を比較してみると…
 
マユタテアカネ ♂
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 黒い立派な眉があります。豚の鼻みたいな…というたとえもありますね。
 
ヒメアカネ ♂
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 ヒメアカネの顔は成熟すると白くなります。マユタテアカネのような眉もなくのっぺらぼうです。
 しかしよく見ると、この個体には小さな眉がありました。
 ヒメアカネの♀は、このような小さな眉を持った個体をよく見かけるんですが、♂の場合は今までに眉のある個体を見たことがありませんでした。
 
 肝心のマユタテアカネの方は、残念ながら見つけることができずじまい。残念な結果に終わってしまいました。
 
 その代わり、ヒメアカネ発見以上に嬉しいことがありました。それは…地元でゴイシシジミの初ゲット。
 
ゴイシシジミ
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 笹藪を小さなシジミチョウがちらとら飛んでいたので、追いかけながら止まるのを待って、近づくとゴイシシジミがいたのでした。翅がかなり傷んではいましたが、地元で見るのは初めてのことで、とても感動しました。
 
 少し離れたところには比較的新鮮な個体も。
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 このほかにも写真に撮れなかった個体もいたので、きっとこの場所が生息地なんでしょう。今後が楽しみになりました。
 
 そのほかには…
 
ヒメウラナミジャノメ
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ダイミョウセセリ
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 午前中だけの短い時間でしたが、久しぶりに地元の里山を堪能しました。
 
 地元といえど、新しい発見が待っていることを実感することができました。
 
 おしまいです。