この日、職場で確認しなければならないことができたので、休みにもかかわらず、朝出勤。確認作業自体はほんの10分ほどで終わるため、帰りに地元の
里山へ寄り道しました。
目的は、近頃少なくなったマイコアカネの確認でした。
早速、以前はよく見られた林縁の道を歩いてみましたが、いるのはマユタテアカネばっかり。
マユタテアカネ ♀
翅先が透明なタイプ。
マユタテアカネ ♀
こちらは翅先が黒いノシメ型の♀。
赤く染まった♂もいました。
マユタテアカネ ♂
ピン!と跳ね上がった腹端が特徴です。
ちょっと雰囲気が違う♂がいるな、と思ってよく見ると、ヒメアカネでした。
ヒメアカネ ♂
ヒメアカネ♂の腹端は、マユタテアカネのように跳ね上がりません。
この
里山でヒメアカネを見たのは初めて。ちょっと嬉しくなりました。
顔を比較してみると…
マユタテアカネ ♂
黒い立派な眉があります。豚の鼻みたいな…というたとえもありますね。
ヒメアカネ ♂
ヒメアカネの顔は成熟すると白くなります。マユタテアカネのような眉もなくのっぺらぼうです。
しかしよく見ると、この個体には小さな眉がありました。
ヒメアカネの♀は、このような小さな眉を持った個体をよく見かけるんですが、♂の場合は今までに眉のある個体を見たことがありませんでした。
肝心のマユタテアカネの方は、残念ながら見つけることができずじまい。残念な結果に終わってしまいました。
その代わり、ヒメアカネ発見以上に嬉しいことがありました。それは…地元でゴイシ
シジミの初ゲット。
笹藪を小さな
シジミチョウがちらとら飛んでいたので、追いかけながら止まるのを待って、近づくとゴイシ
シジミがいたのでした。翅がかなり傷んではいましたが、地元で見るのは初めてのことで、とても感動しました。
少し離れたところには比較的新鮮な個体も。
このほかにも写真に撮れなかった個体もいたので、きっとこの場所が生息地なんでしょう。今後が楽しみになりました。
そのほかには…
ヒメウラナミジャノメ
ダイミョウセセリ
午前中だけの短い時間でしたが、久しぶりに地元の
里山を堪能しました。
地元といえど、新しい発見が待っていることを実感することができました。
おしまいです。