9/26 ムシャクロツバメシジミ

 今年5月に惨敗を喫した外来種、ムシャクロツバメシジミ。知人のHPを見ていると撮影に成功されたとか。
 それに刺激を受けて、のこのこ出かけてきました。最初、仕事の休みの日にしようと思っていたのですが、採集者が多そうなので、休日出勤の代休を利用しました。
 前回の遠征は少しでも安く上げようと、往復とも近鉄特急を利用したのですが、調べてみると新幹線利用の方が1時間早く現地に着くことがわかり、往きは新幹線、帰りは近鉄特急に決定。
 車にしなかった理由…それは単独行動なら経費的にさほど変わらないことと、何より寝られること、それに加えて鉄ちゃんも楽しめるかなと…(笑)。
 
 現地に到着後、5月に歩いたルートを再び探索開始。前回の反省から渓流竿を利用した「トントン棒」(さっちゃん♪さん、ごめんなさい、パクりました(^^ゞ)を持参。
 
 ところが、出ない!全般的にチョウの数が少ないようで、紛らわしいヤマトシジミ♀も1頭見ただけ。ただし、イチモンジセセリだけはやたらといましたが…秋だねぇ。
 
 そうこうしているうちに1時間半経過、成果なし。その時、対岸に二人の採集者の姿が見えたので、お話を伺おうとそちらへ向かいました。お二人が情報交換している時に仲間に加えていただきました。お話によると、今日はまだ見ていないとのことで、ちょっとがっかりしてみたり。しかし、お一人がムシャクロツの最初の発見者であることがわかり、エピソードなどいろいろ伺うことができたのはラッキーでした。
 
 お別れして再び探索再開。すると黒っぽい小さなチョウが飛んでいるのを発見、どうせヤマト♀だろうなと思いつつ、念のため追いかけて止まるのを待ち、何度か逃げられるのを繰り返しているうちに、証拠写真が1枚撮れました。モニターで拡大して確認すると、オレンジ斑と短い尾が見えました。
 
 やったー、ついに発見!
 
イメージ 1
 リベンジに成功した瞬間でした。
 
イメージ 2
 マメアサガオの花に止まったシーンも撮影成功。前日の豪雨でマメアサガオが泥にまみれていたのが残念だったけど。ムシャクロツは採集圧に晒されていることもあって、新鮮でした。

 とりあえず撮影は成功したので、後は余裕のはずが、続かない。30分ほどウロウロ。ちょうどお会いした別の採集者が発見したのを、ご厚意により撮らせていただきました。
 
イメージ 3
 食草のツルマンネングサに止まったシーンも撮影成功。

 
イメージ 4
 おまけに半開翅シーンも。
 もう少し粘ったら全開シーンも撮れたかも?ですが、さすがに他の方が見つけたのを撮らせて貰っている関係上、粘るわけにもいかず、お礼を言ってその場を離れました。
 
 さらに30分余り。またまた発見。今回もヤマト♀と紛らわしかったのですが、近づいてどうにか確認。
 
イメージ 5
 残念なことに大きな傷があるスレた子でした。でも採集者の目を逃れたこんな子がいるので細々と発生しているわけで…。
 
イメージ 6
 反対側は少し傷はましでした。
 
 結局この日、3頭目撃しただけで終わってしまいました。他に1頭、怪しいのがいたんですが、確認する前に見失ってしまって…意外に敏感なんですよね。それに加えて私自身は決して目が良くはないので、近づかないと確認できないし…苦戦しました。
 
 おまけ編として…
 
 よく間違えた、紛らわしいのはこの子。
 
イメージ 7
 私には止まるまでは判断できません(^^ゞ。おまけに止まっても正面だったりすると、横に回り込んで確認するのが一苦労(笑)。
 
イメージ 8
 開翅するとヤマトには後翅に白い模様がないのでわかりやすいかとは思うんですが、何せ目が、ねぇ(^^ゞ。
 
ウラナミシジミ
イメージ 9
 これは大きさも飛び方も違うので、惑わされずにすみました。
 
 イトトンボの姿もありました。
 
アジアイトトンボ 交尾
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アオモンイトトンボ
イメージ 11
 どちらもよく似てますねぇ。
 ちなみに♀の色の違いは、成熟度合いにもよって色が違うので、当てにはなりません。

 駅近くにあったマンホールにもチョウの模様がありました。
イメージ 12
 撮った時はチョウだとばかり思っていたんですが、帰宅後よく見るとどうも違うような…チョウの翅に見えた丸い同心円は、もしかして水紋?とすると、これはチョウではなく、アメンボなのかな?
 
 マンホールの模様もいろいろあって面白いですね。
 
注:私、ブログやHPでは撮影場所を特定できそうな文や写真、地名など極力掲載しないようにしていますが、今回は外来種、それに駆除活動が行われているところということもあり、特にその点の配慮をせずに掲載することにしました。
 おしまいです。