11/22 ムラサキツバメなど越冬チョウ探し

 天気が良く、気温も上がりそうだったので、山を越えて某公園へ出かけました。狙いはズバリ、ムラサキツバメ。集団越冬探しに加え、これだけ日差しがあると、きっと開翅してくれるだろう、ということで。
 
 ただ、ちょっと寝坊したために現地に着いたのは10時前。すでに、ウィンドブレーカーを着ていると汗ばむくらいの暖かさ。これは集団越冬探しは無理だわな~、ということで日向ぼっこ探しに切り替えることにしました。
 
 しかし、うっかりしたことに竿を忘れていることに気付いた時には後の祭り。こうなると地道に足を使って探すしかありません。
 
 まず、出迎えてくれたのは、
 
イメージ 1
 越冬チョウじゃないし…でもこの時期にしてはピッカピカ。こんなのに出会えるとうれしくなります。
 
 アカガシ、マテバシイなどのカシ類や、クスノキなど常緑樹が主体の公園ですが、いい色に色づいた樹を見つけました。
 
ナンキンハゼ
イメージ 2
 秋ですねぇ。
 
 キョロキョロしながら歩いていると、樹の上に紫色を発見。
 
ムラサキシジミ ♀
イメージ 3
 奇異な目で見られながら担いでいった脚立が威力を発揮しました。
 光の加減によって黒い部分が青く光ってとてもきれいでした。
 
 さらに歩くと次々に紫色が飛び回ります。
 
ムラサキシジミ ♀
イメージ 4
 
ムラサキシジミ ♂
イメージ 5
 
イメージ 6
 4枚目のは色合いからムラサキツバメか?と一瞬喜んだんですが、尾状突起がありませんでした(^^ゞ。
 
 高いところをそれらしい、大きめのチョウが時々飛んでいるのを見かけましたが、全く下には降りてくれませんでした。
 
 そろそろムラサキシジミにも飽きてきた頃、低い植木に紫色が止まったので、せっかくのチャンスだからと見に行くと、その紫色の近くにちょっと大きめのが止まっていることに気付きました。よく見ると尾状突起がちょこっと。
 
ムラサキツバメ ♀
イメージ 7
 やっと見つけました。残念ながらこれ以上翅を開いてくれず、あっという間に高いところに飛んで行ってしまいましたが、この出会いはうれしかったです。
 
 その後もずいぶん探しましたが、結局ツバメはこの子1頭だけに終わったのでした。
 
 そのほかには…
 
ウラギンシジミ ♀
イメージ 8
 すでにボロボロになってましたが、こんな状態で越冬できるんやろか?心配になりました。
 
テングチョウ
イメージ 9
 今年は多かったですね。この公園で見られるとは、思ってもみませんでした。まぁ、今まで気付かなかっただけかもしれませんが…。
 
イメージ 10
 低いところでウロウロしていました。で、よく見るとどうも産卵しているっぽい。
 
 飛び去った後、止まっていた草をよく観察すると…ありました!
 
イメージ 11
 チョウの大きさから考えると、そのあまりの小ささにびっくり!こんなに小さいとは知りませんでした。
 
 少し日が傾きだしたので、ここで切り上げ。
 
 帰宅中、ナニワトンボが残ってないか見ていくか、ということで途中の池に立ち寄ると、今の季節にしては珍しく水位が高かったので探索は残念。そこで堰堤の草原を見ていくと、ひっそりととまっているチョウが。
 
イメージ 12
 黄色いチョウもこうして見ると保護色になっていますね。
 無事越冬できるといいな。
 
 主目的のムラサキツバメは何とか1頭、という貧果に終わりましたが、他のチョウたちが相手をしてくれたので、気持ちよく遊ぶことができました。
 
 おしまいです。