4/4 ミヤマセセリ、アカタテハ

 異動のごたごたが続いていて、気晴らしにプチ遠征(毎日がプチ遠征、という説も…(^^ゞ)をするつもりだったんですが、天気予報では天気が良くないとのこと、事実職場を出る頃には土砂降りだったので、プチ遠征は中止し素直に帰宅したのでした。

 ところが、朝起きると雨が上がり空も明るくなってきたので、地元の里山へミヤマセセリ狙いで出かけてみました。

 ポイントに到着する頃には日が差してきて、期待が高まりますがチョウ影は少ない。仕方なく日頃の運動不足解消を兼ねて動き回ることに作戦変更。

 早速、アカタテハの産卵シーンに出会いました。

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 残念ながら肝心の腹端が写っていませんが…(^^ゞ

 産み落とされた卵も見つけました。

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 アカタテハも葉表へ産卵するんですね。それに思ったより小さい卵でした。

 そういえば、昨年撮ったヒメアカタテハもそうでした。

 別の個体が石の上で日光浴。
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 ホントに越冬したの?と思うくらい、きれいな個体でした。

 山道を登っていくと、樹の幹で愛を語らう姿を発見。

クチベニマイマイ(だと思うんですが)
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 カタツムリのこんなシーン、初めて見ました(^o^)。

 尾根道を上っていくと明るい林へと変わり、白い花が咲いていました。

ニガイチゴ
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 ちょうど満開でした。やがて赤いイチゴが実りますが、残念ながらその名のとおり苦味があり、さほどおいしいイチゴではありません。

 すぐそばにナガバモミジイチゴの株もありましたが、こちらの方が開花が早いらしく、すでに花が散っていました。少し標高を上げると花が残っている株を見つけたので、比較のために載せますね。

ナガバモミジイチゴ
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 こちらは下向きの花を咲かせます。熟したイチゴは黄色。甘酸っぱくておいしいイチゴです。

 小ピークの手前まで来ると開けた空間がありました。そこで一息入れようと水分補給していると、ミヤマセセリが現れました。すぐに飛び去りましたが、しばらくそこで待っていると数分おきに現れ、時折地面に止まりますが、けっこう敏感なのと、止まったのを確認しても枯れ葉に紛れて見失っては逃げられるの繰り返しで、証拠写真程度しか撮れませんでした。そうしているうちに戻ってこなくなったので、移動。

 いないかな~と探しながらゆっくり登っていると、不意に足下を追い越して目の前に止まってくれました。

ミヤマセセリ
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 地元の山では 数年ぶりの出会いでした。右の翅先が少し欠けているのが残念ですが、しばらくの間愛想良く、モデルになってくれました。
 先ほどの個体とは大違い…と思っていたら、帰宅後、先に撮った証拠写真と比べると、翅先の欠け具合から同じ個体だったことが判明。気の毒に思ってモデルになるために追いかけてきてくれたんでしょうか?(笑)

 離れた尾根でもミヤマセセリと出会うことができました。

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 こちらは完品に近いので明らかに別個体。追いかけ合うシーンも目撃することができました。

 久しぶりにシュンランの花を見ることができました。

シュンラン
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 以前はけっこう普通に見られたのですが、近頃は盗掘されたのかめっきり少なくなってしまい、長い間花を見ていなかったので、これはうれしい限りでした。

 4時間弱の里山歩きでしたが、良い気分転換と運動になりました。
 あとは筋肉痛が出ないことを祈るばかり…(^^ゞ。

 おしまいです。