4/18 春のチョウ

 お昼前までこうや号を撮影した後、春のチョウが見たくなってMFに転戦しました。

 一番の目標は、ツマキチョウ。会えると良いなぁ。

 まず、出てきてくれたのは越冬組。

 ムラサキシジミ ♀
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 実は今年初見だったりします。それがいきなり開翅を披露してくれて、これは嬉しかった。

 オドリコソウを見ていると、そこに飛んできたのはヒメアカタテハ
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 吸蜜か?と思いきや、単に止まっただけみたい。ヒメアカタテハも初見でした。

 林の中の小道を歩いていると、後ろから追い越してきて止まったのがクロコノマチョウ。
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 枯れ草のところに止まると、とたんに姿が見えなくなります。見事な擬態。忍法「枯れ葉隠れ」(笑)。
 これも初見。今日はけっこうついてるぞっ。

 薄青のシジミチョウがチラチラ。あの色、あの飛び方は…やっぱり!

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 縁毛もほぼ揃っていて、ムチャ綺麗だったのに、羽化不全気味なのが悔しいなぁ。

 ウマノアシガタに止まったのは、セセリじゃないですか!

コチャバネセセリ
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 これも羽化して間もないピッカピカ。キリギリスの幼虫がご愛敬。
 もちろんこれも初見。

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 白花ゲンゲでも吸蜜してました。
 この日、たくさんの個体がみられました。

 数メートル前方のゲンゲにシジミチョウが止まったのが目に入りました。あれはもしや…ドキドキ感、一気に上昇。そっと近づくと、やはり!

トラフシジミ 春型
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 MFでは何度か見たことはあるのですが、私にとっては狙って撮れるチョウではないので、これはうれしいおまけでした。もちろん初見。

 そうこうしているうちに、小さめの白いチョウ発見。特徴的な翅を小刻みにパタパタ。直線状に飛ぶあのチョウ!ついに現れました。

ツマキチョウ ♀
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 とんがった翅に大理石模様の翅裏。私の好きなチョウのひとつです。もちろん今年初見。

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 定番のゲンゲでも吸蜜。

 周りを見渡すと、あちこちで特徴的な飛び方のチョウが目に入ってきました。それも翅先が黄色のものばかり。
 ところがなかなか止まってくれず、どうも♀を探しているような…ところが↑の♀には目もくれず…何でだろ?

 そのうち、やっと吸蜜する♂が現れました。こうなるとよく止まります。

ツマキチョウ ♂
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 翅先の黄色が鮮やかです。
 飛び古してくると、鱗粉が取れてしまうのか黄色が色あせてくるので、うれしさが半減してしまいます。

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 鮮やかなホタルカズラにも止まりました。ところがホタルカズラの蜜は口に合わないのか、それとも少ないのか?あっという間に飛び去ってしまいました。

 今年もこのかわいいツマキチョウに会えて良かったです。

 と喜んでいたら、もうひとつうれしいおまけが。小さいチョウが飛んできて目の前のオオバコの葉に止まりました。そこには、今年は地元では会えないかも…と半ばあきらめていたチョウがいたのでした。

コツバメ
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 ちょっと後翅が破れていたのは残念ですが、それでも春のチョウに会えるのは嬉しいものです。
 これももちろん初見。

 ということで、この日初見のチョウ7種をゲットすることができました。

 そして、4月4日のミヤマセセリ、4月12日のギフチョウ、4月18日のツマキチョウにコツバメと、地元・早春の女神たち4種をコンプリートすることができたのでした。

えっ?早春のチョウといえば、もうひとつ忘れてないかい?という声が聞こえてきそうですが…。

 はい、スギタニルリシジミのことですよね?残念ながら地元には生息していないようなので(古い記録はあるようですが)、勝手ながら割愛させていただきます。

 実は撮りに行きたかったんですが、天候の具合やら、仕事の都合やらで時期を逸してしまったのでした。

 それはさておき、他にも初見のチョウを見ることができました。写真は撮れなかったけど…。
 カラスアゲハ、キアゲハ、イシガキチョウ。それにナミアゲハナミアゲハは何度も見てるけど、未撮影)。
 これはかなり悔しかったです。まぁ、チャンスはあるだろうし、良としましょう。