5/24 ウラゴマダラシジミ、ダイミョウセセリ、アサマイチモンジ他

 急いで大きく移動してきたのはウラゴマダラシジミが現れるという谷間。
 駐車場所を探してうろうろし、何とか活動時間に間に合いました。

 歩き始めると、たくさんの新鮮なテングチョウに混じって、ウラゴマダラシジミがちらちら。

 小柄な♂に大柄な♀も混ざっています。

 早速撮影開始。

ウラゴマダラシジミ ♀
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 下草に止まったウラゴに薄日が当たると開翅。今までまともに開翅シーンを撮ったことがなかったので、大興奮です。

ウラゴマダラシジミ ♂
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 ♀に比べて一回り小さく、翅表の白い部分の面積が小さい。これも実際に見なければわかりませんね。

ウラゴマダラシジミ
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 ウツギの花で吸蜜中。


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 こちらでは食草(食木?)であるイボタノキの花で吸蜜中。


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 高い枝で開翅。こちらが観察されてるみたい。


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 昼近くなって気温が上がってくると、日陰でも開翅。そして次に翅を閉じると今度は全く開かなくなってじっと止まったままになりました。活動時間終了?

 それでもウラゴのいろんなシーンを観察でき、大満足でした。

 そのほかのチョウたちもいました。

アサマイチモンジ
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 遠かったのに加え、手前にある茂みの隙間から撮るしかなかったので、霧の中で撮ったような雰囲気の証拠写真ですが、今年初撮りでした。


イシガケチョウ
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 なぜかあの葉に執着しているように見えました。その時は逆光でわからなかったのですが、帰宅後じっくり写真を見てみると、テングチョウの蛹の抜け殻がふたつ並んでいます。そして羽化したてのようなテングチョウの姿も見えます。
 もしかして、羽化したときに排出する水分が目当て?面白い習性があるものですね。


テングチョウ ♂(左)と♀
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 テングチョウの第一世代の新成虫もたくさんいました。たまたま同じ葉に♂と♀が並んで止まってくれたので、比較写真が撮れました。


ダイミョウセセリ
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 後翅の白線が中途半端な中間型ですね。こちらの地方ではこんなタイプが多いです。因みに今年の初見・初撮りでした。


ヒオドシチョウ
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 ウラゴマダラシジミが発生するこの時期、ヒオドシチョウの羽化期とも重なるようで、きれいな新成虫がたくさん見られました。ただ、思いの外敏感で証拠写真程度にしか撮れなかったのが残念でした。

 お昼を回るとウラゴマダラシジミの姿が見えなくなったので撤収しましたが、たくさんのチョウに出会え、充実した良い日となりました。

 おしまいです。