6/20 新潟遠征のおまけ アサマシジミ、ヒメシジミ
念願だったチョウセンアカシジミを撮影できた後、時間は早いし、でも天気が悪くなる一方なので翌日に賭けるのは無謀、ということで帰路をたどりつつ信州へでも回ってみるか、ということに決定。
簡単な腹ごしらえを済ませ、高速に乗るといきなりナビの音声が「予定ルートは事故で通行止め。迂回ルートを設定しました」と告げました。
仕方なく大回りルートをたどり、途中前が見えにくいほどの大雨に遭遇しつつ、えらい時間がかかって到着した信州某所。
幸い雨が上がってはいましたが、どんよりした雲は相変わらず、まるで夕暮れの雰囲気。手分けして探索を始めると、道ばたに草に止まっているのを発見。
キバネツノトンボ
飛び始めるとなかなか止まらないこの子がじっとしているんですから、その時の天候は推して知るべし。
寄り道していると、先行していたma23さんがカメラを構えているのに気がつき、先を急ぎました。
アサマシジミ ♀
撮っていて後翅黒斑の中に白っぽい部分があるのに気付きました。帰宅後調べてみると、アサマシジミには白銀鱗が出る個体がいるんだそうな。面白いなぁ。
オレンジ斑が鮮やかでした。
せっかくなので、ヒメシジミもきれいどころを選んで撮りました。
ヒメシジミ ♂
おっと、この子は流れ紋ですね。
開翅シーンも見られました。
実は、ポイント到着間もなく雨が降り始めやがって…ほんの少しの間雨が上がったときに見られたのでした。
こっちでも…
ヒメシジミ ♀ と ♂
ヒメシジミ ♀
この子も少し流れ気味ですね。
ヒメシジミ ♀ と ♂
じっくり見ると♀は流れ気味ですが、上の個体とは違うように見えます。このポイント、結構多いのかな?
ヒメシジミ 交尾
帰宅後写真整理をしていて気がついたのがこの♀の個体。
青色鱗の発達具合はミヤマシジミ並み。あそこ、ミヤマシジミも混ざってたんだと大騒ぎになったのでした。でも冷静に考えると周りにはコマツナギは見られなかったし、たまにヒメシジミにも青色鱗が発達する個体もいるらしい、というのが解ってきて、「珍しいヒメシジミ」に落ち着いたのでした。
その後、雨がどうしようもなく強まってきて、わずかな望みをつなぎ止めながら木の下で雨宿りしていましたが、皆ずぶ濡れになって撤収。
もう少しお天気が持ってくれたら、アサマシジミの開翅も撮れたのに…そう、お気づきのように私はアサマシジミの開翅シーンを撮ることができなかったのでした。これは大きな宿題です。またいつか行かねばなりません。
こんな面白いシーンも見られました。
同じ草に仲良く並んでお休みモード。
最後には雨に祟られたりはしたものの、充実した一日を過ごすことができました。
皆さん長距離の運転、お疲れ様でした。またいつかリベンジを果たす機会を持ちましょう。その時はよろしくお願いします。
また現地でご案内いただいたTODさん、ashさんご夫妻にご子息、お世話になりました。またお目にかかれる日を楽しみにしております。
おしまいです。