7/18 コミスジ、ルリタテハ、その他

 せっかくの貴重な三連休ですが、木曜から金曜にかけて台風11号が西日本に上陸し、各地で大雨や洪水をもたらしたため、出勤の可能性もあったのでどこへも出かけられませんでした(被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます)。

 台風さえ来なければ、信州辺りへ行きたいなと思っていただけに、とても残念でした。 三連休の合間も台風一過の晴天とはならず、遠征中止にして良かったと思っていたんですが、他の方のブログを拝見すると信州は晴れ間もあったようで良い成果をあげておられましたね。う、羨ましい。

 私はというと、地元でお茶を濁しておりました。

 地元の手軽なポイントということで、朝からオオムラサキの様子を見に行ってきました。予定では大きな♀に会うはずだったんですが、現れたのは擦れた♂ばかり。台風の影響でお腹をすかせているはずなんだけどなぁ。

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コシロシタバ
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 後翅の模様が魅力的なんですが、残念ながら見せては貰えませんでした。

 オオムラサキ♀を待っていると、現れたのはコミスジ。見ていると、一定の狭い範囲を行ったり来たりしながら、時折数秒とまっては飛び立つの繰り返し。

 そこでとまった葉をよく見てみると、卵らしきものが見えました。

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 残念ながら産卵の瞬間は撮れず。

ミスジ 卵
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 そうかぁ、コミスジってナツフジも食草のひとつなんだ。良い勉強ができました。


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 産卵後は休憩のためかしばしの間じっと止まっていました。

 樹液食堂には次々にいろんなチョウが現れます。

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 たっぷり樹液を楽しんだ後、枝先で日光浴。


クロヒカゲ
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 さすが、日陰の名が付くだけあってか、開翅も半日陰で(笑)。


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 この時期、サトキマが一番のお客のよう。でもこいつは翅を広げませんねぇ。
 よく見るとこの個体、ちょっと模様が変。後翅基部に近い3つの斑点のうち、2つが融合してひょうたん型になっていました。


コジャノメ
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 相変わらず林の中でウロウロ。

 ところで、肝腎のオオムラサキ♀は待てど暮らせど現れず。とうとう我慢できず、午前中で引き揚げてしまいました。

 帰りがけ、見通しがきく枝に小鳥が止まりました。
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 何だろう?


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 トリミングしてみました。わずかにトラ模様が見えますが、トラツグミではない…はるかに小さいですから。

 お詳しい方に伺うと、オオルリ♀の幼鳥だそうです。それも第1回冬羽になる前だとか。ヒタキ類の幼鳥は、巣立ちから第1回冬羽になるまではトラ模様があるということも教えていただきました。

 日々勉強です(笑)。

 おしまいです。