7/25 信州遠征その2 ギンボシヒョウモン、幻の?アサマシジミ、その他

 草原へと移動中、イチモンジチョウらしき黒っぽい蝶が飛びました。でもちょっと飛び方が違う。止まったのを確認して近づくと…

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 残念ながら開翅してくれず、特徴的な表は撮れませんでした。

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 近くで♂も見ることができました。

 さて、草原にやってくるとヒョウモン類が吸蜜しています。そのほとんどはウラギンヒョウモン。少し大きいのがいるなと思ったらミドリヒョウモンでした。これらは関西でも見ることができるので、信州ならではのヒョウモン類を探して歩きます。

ギンボシヒョウモン
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 ウラギンヒョウモンと似ていますが、後翅裏の前縁の白斑が4つしかないのが特徴です(ウラギンヒョウモンは5つ)。地色も緑色を帯びています。


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  これも関西では見ることができません。

 草原ではほとんどが擦れてはいましたが、あちこちでヒメシジミが目につきました。もしかしてこの中にアサマシジミが混ざっているかも?と思いながら、一回り大きいのを探しながら歩きました。

 すると、こいつは明らかに大きいぞというのが1頭見つかりました。

 早速追いかけますが、吸蜜で頻繁にとまるものの、草の中だったり、日が高く登って暑いのでほとんど翅を広げてはくれません。開翅するとはっきりするのになぁ、と思いながらも何枚か撮ることができましたが…さぁ、これはアサマかヒメか、どちらでしょう?ご意見をいただければ幸いです。
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 願望としてはアサマシジミであって欲しいんですが、翅裏が水色っぽいですし、ヒメシジミの可能性の方が高そうな…。ちなみに3枚の写真の♂は同じ個体です。

 こちらはヒメシジミと断言できる個体です。

ヒメシジミ ♂
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 イブキジャコウソウ(環境的におそらく植栽かと)のお花畑に、薄黄色の大きなチョウが飛んできました。


スジボソヤマキチョウ ♀
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 ピントがイマイチながら、飛び立つ瞬間も撮れました。この色から見ると♀ですね。

 ヨツバヒヨドリでも吸蜜。

スジボソヤマキチョウ ♂
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 チラッと映った翅表を見ると、黄色が濃いので♂ですね。

 さらに移動すると、草原の中の小さな林で、かなり擦れてはいましたがウラジャノメ。

ウラジャノメ
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 出会うときというのはこんなもんですね。

 そして。

 やっと現れた、小さなオレンジ色。なかなか止まってくれませんが…飛び方を見ると♀を探しているんでしょうか。

 そしてついに1頭が止まってくれました。

コヒョウモンモドキ
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 改めてみるとホント小さいですね。この場所で出会うのは○年ぶり、二度目。その時は交尾態でした。

 ここで出会った方によると「10年前はもっとたくさんいた」んだそうな。自然豊かな、しかも保護活動が盛んなこのポイントでも減ってしまうんですね。ちょっと寂しくなりました。

 少し陽も傾いてきたので、次の日に備えて移動開始することにしました。途中、汗も流したいし、ね。

 つづく…