7/26 信州遠征その3 オナガシジミ

 翌日のポイントへと向かう途中にある温泉施設で汗を流し、着替えてさっぱりした後、ついでに夕食も摂ってしまいました。さすが信州、お蕎麦が美味しかったです。

 そして高原地帯に移動、ここにあるちょっとした駐車スペースが私のお気に入り。なぜかって?ウォシュレット付きのトイレもあるし、何より日が暮れた後は真っ暗闇。かといって、人家は割合近くにあるというある意味理想的なところなのです。

 たどり着いてみると、一組のご夫婦が居られました。これが知り合いだったら劇的な展開になるんでしょうが、そんなドラマはなく。挨拶を交わした後は、さっさと就寝。時刻は8時を回ったところ。だって、何もすることがないんですから…ナビは古いので地デジ放送は映らないし、カメラのバッテリーも心細くなったので写真チェックもできないし。 でもさすが高原、夜は涼しくて少し窓を開けておいたら快適に眠れました。3時過ぎに肌寒さを感じて目が覚め、シェラフのジッパーを閉め直したほどです。

 明るくなって目覚めると高原は朝霧に包まれ、幻想的な雰囲気。トイレを済ませ歯磨きをしていると、同じ場所でお泊まりしたご夫婦は出発されていきました。

 私も、ということで簡単に朝食を摂ってからまだ早いかもと思いつつもポイントに向けて出発。

 地域の方が早朝から草刈り作業をしている傍を、挨拶しつつ少し肩身の狭い思いで通りすぎながらポイントに到着。

 車を駐めて外に出ると、小さなサナエの姿が目に入りました。

クロサナエ ♂
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 そういえば前の日、ゼフを撮ったポイントでもサナエを見つけていました。

ヒメクロサナエ ♂(7/25)
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 サナエ類ってホントよく似ています。

 さて、クロサナエを撮影した後、早速長竿でオニグルミを叩いて回ると、降りてきてくれました。

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 下草で、しかも目の前でバッチリ撮ることができました。

 その後飛び立ち、適当な高さのオニグルミに移動。食草との組合せも嬉しいですね。
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 さらに叩いて回ると、もう1頭。

 低い蔓草に止まりましたが不用意に近寄りすぎたのか飛び立ち、今度は膝の高さのオニグルミのひこ生えの上に止まりました。むちゃラッキー!
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 何枚か撮影した後、もしかしてLEDで開くかなと思い、照らしてみるとあっけなく開翅。
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 長い間開いたままだったので、開翅も堪能。風景を入れて広角で、と欲を出して近づくとぱたっと閉じてしまったのでした。

 そのまま飛び立つ気配がなかったので、他の個体をと叩いて回ると、樹の上部に太陽が当たり始めたせいか、飛び出しはするものの下には降りてこなくなりました。それでも10頭以上の飛び出しを確認、今年も健在であることがわかりました。なんとかさらに1頭が破格的近いところまで降りてきてくれたので、それを撮影後、最初の場所に戻ると、オニグルミの葉に光が当たり、なんと自然開翅しているではないですか。これはこれで嬉しいですねぇ。
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 オナガシジミを満喫した後、いよいよ二大目標のひとつ、ムモンアカシジミに挑戦です。ところが全く姿を見られず。叩いても飛ばないし…まさかのフライング?

 おまけとしてミヤマカラスアゲハ、ボロなシータテハ、それにチョウではありませんが、久しぶりのイカリモンガに出会えました。

ミヤマカラスアゲハ ♂
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シータテハ
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イカリモンガ
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あと、ミヤマアカネにもモデルになって貰いました。

ミヤマアカネ
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 まだ未成熟だったのが残念でした。

 今回の遠征は概ね成功といえるでしょうが、最後にフラレてしまったのは痛かった!

 時間的にはまだ余裕があったものの、さらにポイント移動する気も起こらず(第一他にポイントを知りませんから…これは致命的)帰路についたのでした。帰宅途中のPAで買った、娘のリクエストだった「手羽先」に大喜びして貰えたのが最大の成果かも?(笑)。

 そこでお願い~。どなたかムモンアカのポイント、お教えください~。

 おしまいです。