8/30 ウラナミジャノメ、ヒメウラナミジャノメ

 天気が心配で朝起きてからもどうするか決めかねていたんですが、天気予報のチェックのついでに蝶友のブログを拝見すると前の週に出撃された記事が掲載されていました。せっかく朝早く起きたことだし天気の方も何とかなりそうだったので、急遽京都南部に向けて出動することにしたのでした。

 急な出動だったので、朝ご飯も摂らず飲み物の用意もしないまま。ポイント近くにコンビニがあったはずなので、まぁいいか。ところがあてにしていたコンビニがなくなっていて大ショック。けれども天は見放さず、さらに進むと別のコンビニを見つけることができたのでした。

 さて無事食料も飲み物も調達し、ポイントに到着。ところが車から降りて愕然。道路沿いをわずかに残して下草が綺麗に刈られていたのでした。倒れた草を見ると、せいぜい数日しか経っていない様子。これは厳しいかも…?

 曇り空でブユが多く、林の中に踏みと込むとブユ軍団に加えて蚊の軍団もまとわりついてくる中、歩き回りましたがやはりというか、ウラナミジャノメは1頭もおらず、それらしいのが出たと喜べばヒメウラナミジャノメ。しかもウラナミ系はこの1頭、という体たらく。サトキマダラヒカゲは多数、ヒメジャノメやナミヒカゲ、クロヒカゲはそこそこ目に付いたんですが。

 めぼしいものはキマダラセセリとちょいボロなクロアゲハ♀がいただけ。

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クロアゲハ ♀
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 これ以上成果が上がりそうもないので捜索範囲を広げると、草むらから1頭飛び出しました。どうせまたヒメだろうと思いつつ止まるのを遠目から見ると、目玉模様が大きい良いような。もしかしてこれはと、望遠で確認すると目玉模様が合計4つ。やった、あきらめずに粘った会がありました。

ウラナミジャノメ 1
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 少し後翅が破れていましたが、0と1とでは大きな違い、これで肩の荷が下りました。それではと、前回来たときに発見した近くの藪に場所を移しましたが、残念ながら発見できず、ヤマトとツバメを見つけただけ。

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ツバメシジミ ♂
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 その近くの草原では、ヒメがたくさん遊んでいました。

ヒメウラナミジャノメ 1
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 2つの目玉がつながってだるま模様になっています。

ヒメウラナミジャノメ 2
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 後翅の一番上の目玉が小さくなっています。

ヒメウラナミジャノメ 3
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 2と同じように一番上の目玉場小さいですが、全体的に間延びしているような印象を受けました。

 しばらく追いかけてみましたが、残念ながら大きく変わったのはいませんでした。

 そこで車に乗り込み周辺を流していくと、クサネムがたくさん生えた一角を発見、そこにはキタキチョウがたくさんいました。

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 産卵行動のようでしたが、残念ながら卵は写っていませんでした。

 この周囲の林縁が怪しそうだったので、あぜ道に踏み込むとダイミョウセセリが飛来。

ダイミョウセセリ
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 ナツフジの花で吸蜜。

 さらに踏み込むと、不意に足下から飛び出し高い葉に止まりました。

ウラナミジャノメ 2
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 遠くて高いですが本日2頭目

 さらに進むと、3頭目が現れました。

ウラナミジャノメ 3
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 目玉模様がやや小さい個体でした。

 次に飛び出したのはクロコノマチョウ。

クロコノマチョウ
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 止まった角度が悪く斜め上からしか撮れませんでしたが、ここでは初めて見たので一応載せておきます。

 この頃からとうとう雨が降り始めました。まぁ成果もあったことだしと撤収を決め、帰宅途中にある奈良県のポイント(といっても以前1頭だけ見つけた場所ですが)に立ち寄ることにしました。

 つづく…