９／２２　夢の島の赤トンボ - ブログ　和歌山の里山便り

　諸般の事情により中止になっていた家族旅行ですが、紆余曲折の末、シルバーウィークに決行の運びとなりました。それも直前になって決まったので仕事の関係もあって日程と宿が取れず、１泊２日の強行軍となったのでした。

　早朝出発、心配していた高速道路の渋滞は東京間近の最小限で済み、お昼過ぎには現地へ着くことができたのは幸いでした。

　まずは宿に荷物と車を預け、家族を送り出した後は、遠くまで行くには時間がないこともあって夢の島熱帯植物園へ行くことにしました。

　ちなみに「夢の島」と言えば、東京のゴミ処分場という知識しかなかったんですが（いったいいつの話だ？）、今はこんな公園になってるんですね。場所すら知りませんでした。

　最寄りの駅を降りて、熱帯植物園まで公園内をぶらぶら。

　まずはトンボを発見。

　東京生まれのシティーボーイ、ですな（こんな言葉、死語？笑）。

　花壇にはチョウの姿がありましたが、イチモンジセセリが主役、ヤマトシジミ少々、アゲハ類がちょこっと飛来する程度で写真を撮る気が起こらないまま、植物園に到着。

　チケットを購入、温室内へ入ると、熱帯の花が出迎えてくれました。

　まずは目を引いたのはこれ。

フウリンブッソウゲ

　ハイビスカスの仲間ですが、花弁はフリル状になり名前のとおり風鈴のようにぶら下がって咲いていました。

ブッソウゲ

　こちらは横向きに咲いていました。

　マングローブの仲間です。地味な花ですが見るのは初めて。この樹が生えている南の島、憧れです。きっといろんなチョウたちが出迎えてくれるんだろうなぁ。

カカオ

　言わずと知れたチョコレートの原料。幹からいきなり花が咲いて実が成るんですね。

ゴレンシ

　スターフルーツといった方がわかりやすいかも？。こんな大きな樹でもカタバミ科だそうな。そういえばカタバミの実も五角形で、大きくするとスターフルーツに似てますね。それにしても見事に熟して美味しそう。

　熱帯植物園のテラスからマリーナ越しに東京スカイツリーが見えました。

ムニンアオガンピ

　小笠原固有の植物のひとつだそう。そういえば小笠原もいってみたい場所のひとつです。成果を上げるのは難しそうですけどね。

パパイヤ

　私にとっては果物ですが、沖縄などでは野菜として未熟な果実を食べるとか。

　その他にもいろんな花が咲いてましたが割愛。

　温室の外に出ると、枝先に赤トンボの姿がありました。

　こんな所にもいるんだ、とちょっと驚き。涼しくなってきたので山から下りてきたんでしょうか。

　腹部が赤く染まっています。秋ですねぇ。

　意外に敏感で、１枚撮ったら逃げていってしまいました。

　アキアカネより大きく、腹部がスマートな赤トンボです。赤というより茶色っぽいですね。

　少し離れた林縁には赤く染まった赤トンボが止まっていました。

ナツアカネ　♂

　アキアカネに良く似ていますが、♂は頭の先から尾の先まで全身真っ赤になる美しい赤トンボです。

　残念ながら♀は見つけられませんでした。

　日が傾いてきたので、宿の最寄り駅へ戻りました。

　ディズニーリゾートラインのモノレール。

　黄色い帯の車両は、期間限定、スティッチがいました。

　今の時期、ハロウィーン仕様になっています。

　とうとう日が沈んでしまいました。

　残念ながら見事な夕焼けは見られませんでしたが、明日も晴れると良いな。

　つづく…