9/23 いすみ鉄道
この日はシルバーウイーク最終日=家族旅行の最終日、明日からは仕事です。したがって、16時過ぎには帰路に就かねばなりません。
で、この日はどうするか、もう一泊するのであれば計画もあったんですが…それはローカル私鉄を利用した房総半島横断の旅。JRで廃車となったキハ52とキハ28を運行し話題を集めている「いすみ鉄道」と、近頃テレビCMなどでよく登場する、朱色とクリーム色のツートンカラーの気動車キハ200を走らせている小湊鐵道を乗り継ぎ、JR外房線の大原駅からJR内房線の五井駅へ行こうというものでした。もちろん途中下車して写真もいっぱい撮って…。
ところが3つの事情によりその実現が難しくなり…その3つとは。
1.日程変更により終日時間が取れず、宿のある最寄り駅に遅くとも15時過ぎには帰らねばならないこと。これ以上遅くなると翌日からの仕事がつらくなるので(^^ゞ。
この辺りでかなりやる気をなくしていたのですが、さらに追い打ちの事態が発生。
3.出発予定の電車に間に合うよう宿を出たにもかかわらず、しばらくして致命的な忘れ物に気づき宿に引き返した結果、駅に着いたとたんその電車が出発してしまったこと。
まぁ、これは自分が悪いんですが(大汗)。
次の電車を待って出発したのですが、行程的に約1時間の遅れになることが判明、それでも途中下車しなければ横断はできたのですが、それではあまりにも寂しい、ということで今回はいすみ鉄道をターゲットにすることにしたのでした。小湊鐵道は前にも車両を撮ったことがあったしね。
ということでまずは京葉線のE233系に乗車。
この電車に乗ったのではありません。あくまでイメージと言うことで。
外房線の208系に乗り換え。ところがこの電車、途中の駅止まりだったので、再び後続の208系に乗り継ぎ。
208系
まぁ、待ち時間を利用して、普段あまり撮る機会のない車両を撮影できたのは良かったですが。
E217系
E257系わかしお
いよいよ大原駅からいすみ鉄道に乗り換えです。
1日フリー乗車券を購入、ホームで待っているとやってきました。
いすみ352
早速乗り込んで発車を待っていると、後続の列車がやってきました。この日一番の撮影目的であったキハ28とキハ52の2両編成です。車両基地のある大多喜駅からの送り込みで「快速」として到着、折り返し上総中野行きの「急行」となります。
キハ28-2346+キハ52-125
車内から窓越しに撮影。それにしてもなつかしい、国鉄の急行色。思わず涙が出そうになりました。
あれに乗ってみたいのは山々ですが、やはり走行シーンを撮ってみたいので。というか…朝遅れなければ、そして予定どおり横断するつもりだったら、途中駅からあれに乗る予定だったんですけどね。
途中の国吉駅構内にはなつかしいキハ30が留置されていました。
キハ30-62
これは両運転台タイプですが、私の地元では電化前はこの系列の片運転台車であるキハ35やキハ36が活躍していて、高校生時代、これに乗って通学してました。
いすみ351、352
どちらも新鋭の350型。ただし車内はオールロングシートでした。キハ20タイプの車両の並び。思わず時代を錯覚しそう。
入れ替わりに発車していく列車(351)を見送った後、まずはホームから入替作業中の車両を撮影。
入れ替わりに発車していく列車(351)を見送った後、まずはホームから入替作業中の車両を撮影。
いすみ302
いすみ301
300型は近代的?なマスクです。今回は乗る機会がありませんでしたが、セミクロスシートらしいです。
いすみ206
そろそろ目的の急行が到着する時間が近づいてきたので、撮影場所を探しつつ移動すると、よさげな場所が見つかりました。ここに決定。
待っていると、まず遠くからエンジン音が聞こえてきて、ついに踏切も鳴り始めました。どきどきする瞬間です。
キハ52-125+キハ28-2346
いいですねぇ、最高です。欲を言えば、たらこ色の首都圏色ではなく、ツートンの一般色ならもっと良かったんですが。
キハ28-2346
通過後の踏切から後追いで。やはりキハ28には急行の表示が似合います。
駅に戻ると、先ほどまで撮りにくい場所に置かれていたツートンカラーが撮りやすい位置に移動していました。
キハ20-1303
もちろん本物のキハ20ではありません。この車両が導入されたので、キハ52はたらこ色にされたのかな?
正面から見ると本物のキハ20にそっくりですが、妻面は折り妻になっておらず平面なので違和感がありました。
この日、鉄道ファン向けのイベントが開催されていたようで(キハ20-1303のお披露目撮影会+試乗会?)、ちょうど受付をしていましたが、時間の都合もあったので参加は見送ってしまいました。その代わり特別販売していた懐かしの急行のサボを模したキーホルダーをふたつ購入しました。
地元を走っていた「きのくに」「しらはま」「紀ノ川」を探しましたが見つからず。販売していた方に伺うと「今回のは間もなく発売予定の関東・甲信越・北陸編なんですよ。次回には関西編を作るかも知お楽しみに」とのことでした。残念。
大原駅に向けて戻る時間が迫ってきたので、到着するシーンを撮ってから乗車口へと戻って見ると長蛇の列。観光客が中心のようでしたが、これだけ利用する方があるとこの鉄道も安泰、かな?
実は到着前まで列の先頭にいたんですが、写真を撮るために離れていたため最後尾になってしまいました。無理に割り込むわけにも行かず、乗車したときにはシートはすでに埋まった後。仕方なく最後尾の運転台の横から線路でも眺めながら乗っていようかと思い立っていると、急行で上総中野に向けて発車していったキハ28の編成が普通列車として戻って来るのが見えました。
キハ28-2346+キハ52-125
これは最後に良いプレゼントになりました。あの列車からこちらの列車へと乗り継ぐ人も多く、車内はかなり混んできました。でもこれは喜ばしいことですね。
車窓から「ムーミン谷」を発見。
大原駅に到着、乗り継ぎまで時間があったので、駅周辺で時間をつぶして戻って来ると、いすみ鐵道のホームにツートンカラーが入線していました。
キハ20-1303
これも嬉しいおまけでした。
この記事を書くために調べていたら、この車両の営業運転開始はこの翌日の9月24日だったそうです。
再びJRに乗車、居眠りしつつ宿の最寄り駅に着き、車を止めたままの宿に直行。待ち合わせまで1時間ほど余裕があったので車内で仮眠。家族から電話が来るのを待って合流、一路和歌山への帰路に就きました。
途中、首都高で分岐する場所を間違え、直前の出口で降りてしまい(だって、ナビがまもなく左方向です、なんて言うから…タイミングが早すぎ!)、皇居を見つつ霞が関辺りを一回り。警官の多さに何か事件でもあったのかとびっくりしてみたり。あの辺りではあれが普通なのかも知れませんが、田舎者には刺激が強すぎです(笑)。
途中、首都高で分岐する場所を間違え、直前の出口で降りてしまい(だって、ナビがまもなく左方向です、なんて言うから…タイミングが早すぎ!)、皇居を見つつ霞が関辺りを一回り。警官の多さに何か事件でもあったのかとびっくりしてみたり。あの辺りではあれが普通なのかも知れませんが、田舎者には刺激が強すぎです(笑)。
高速道路の渋滞も、首都高で少し混んだ以外はスイスイと進み(逆方向の東京方面向きは大渋滞でした)、ネックとなる蒲郡付近の渋滞も、浜名湖SAで少し仮眠を取ったため、それが良い時間調整となって渋滞解消、あっさり通過。
その後も渋滞の「じ」も感じないまま無事帰宅することができたのでした。もちろん日付けは変わっていましたけどね。
長文になりましたが、おしまいです。