10/24 サツマシジミ
初挑戦は一昨年秋でしたが、その時は大苦戦、それも天気が良いにもかかわらず、でした。
さて、今回は…
現在の職場は、自宅から南紀方面へ行く途中にあるので、勤務終了後帰宅するのはもったいない、ということで、職場から直行することにしました。
職場近くのスーパーで、食料品などを買い込み、某うどんのチェーン店で夕食後、汗を流してさっぱりしようと、白浜のいつも行く温泉施設へ。到着は9時半近く。早速チケットを購入し、フロントへ持って行くと「営業時間は10時までですが、よろしいですか?」とお姉さん。「はい、かまいませんよ」と答えつつ、ちょっと焦りながら浴場へ行くと、先客のお二人が上がるところでした。浴室に入ると、他に客はおらず、貸し切り状態。時間が短いとは言いながら得した気分。風呂上がりは「蛍の光」に送られながらとなりました。
この夏、南紀田辺からすさみ南まで自動車道が開通したので、今までのくねくね道が嘘のよう。おかげで早く近くなりました。
途中、10月30日に引退する381系くろしおと併走しつつ、仮眠場所へと到着。車中泊。
寝ているとぱらぱらと屋根を叩く音が…。少し明るくなってきたので目を開けると、ガラスに水滴。やばっ!
うとうとしつつ様子を見ていると、幸いすっかり明るくなってきた頃には雨が上がったようでした。
が、しかし。空は厚い雲に覆われどんより。
気を取り直して探索範囲を広げると、数m先の草むらから白っぽいチョウが飛び出し、高い木の枝に止まりました。望遠で狙うも画像を確認すると、針で突いたような大きさにしか写りません。それでも拡大表示するとサツマシジミであることが確認できました。
これで希望が湧いてきました。が…後が続かず。
海岸に出てみると、こんな大荒れ。
おまけに雨がぱらぱら落ちて来る始末。
カメラをかばいつつウロウロすると、ようやく低い枝を飛ぶ白っぽいチョウを発見。止まるのを待って、慎重に接近。
サツマシジミ
ややスレの個体でした。
こちらはピカピカ。
シロバナセンダングサで吸蜜する個体もゲット。
しかし、天気は一向に回復する気配を見せず。これじゃぁ開翅は無理だろうと判断し、少し移動することにしました。
ところが皮肉なことに、こういうときに限って、移動すると天気が回復するんですよね。
今回もご多聞にもれず、移動先で天気回復。
しかし、神は見放しませんでした。
移動先でもサツマシジミ発見。
チラリと翅の間から憧れのグラデーションが見えました。
再び雲が広がってきたので、今回はこれで終わりにするか、ということで、再び移動。こんどは引退間近の381系にターゲットを変更、車を走らせました。
移動中、道ばたの草むらを見ると、白っぽいチョウが飛んでいるのに気付きました。あれはもしかして…?
車を駐めて確認すると、紛れもないサツマシジミ。しかもけっこうな数が飛んでいました。
吸蜜中の♀にアタックする♂。しかし恋は実らず。
思いがけず堪能することができたのは幸いでした。
しかし開翅写真は撮れずじまい。来年以降への宿題となったのでした。
続く…