12/11~12 夜の撮り鉄

 2016年最初の書き込みが「鉄」の話題で申し訳ございません。おまけに先月の話題でもありますし。
 当ブログの「性格」でありますので、ご勘弁ください。

 さて、本題に入ります。

 12月8日から13日まで開催されていた日本チョウ類保全協会の企画展「チョウが消えてゆく」へ、私も駄作を出展させていただいていたので、12日に行ってみることにしました。

 当初、交通費を安く上げようと夜行バス利用を考えていたのですが、すぐには席は埋まらないだろうと高をくくっていたところ、いざ予約、という段になって予約サイトに行くと、行きの便は残り4席の表示。その場で予約を入れても良かったんですが、なにか嫌な予感がして次の日の昼間にバス会社の予約センターに電話をしてみると、

 バス会社「はい、その便は4席空いてます」        …ますます嫌な予感。
 Kanabun 「念のために伺いますが、その席は3列シートの席ですか?」
 バ 「いいえ、最後部の4席横並びの席になります」   …嫌な予感が現実に…
 K 「その席のリクライニングは3列シートと比べるとどの程度でしょう?」
 バ 「スペースの制約がありますので、残念ながら3列シートと比べると…甘いですね…」
 K 「そうなんですか…それなら残念ですが、予約を取り消してください」   …やっぱり!
 バ 「3列シートに比べると、ということなんですけど…わかりました。又のご利用をお待ち申し上げます」

  3列シートと4列シートの運賃には差がないので、さすがにこれに乗っていく気にはなれませんでした。
 この便は東京ディズニーランド方面へ行くバスなので、金曜日の競争率は高いみたい。認識を新たにしました。

 さて困った、どうしよう?大阪発のバスにも、3列シート車の空きはなさそうだし、空いていてもデラックス車?のようで運賃は高めだし。いっそのこと、夜行列車を考えてみるか、ということで地元の駅へ。

 ローカル駅ですが、みどりの窓口に行かなくても特急券の予約販売ができるので、便利なんです。

 K 「12日大阪駅発のサンライズののびのびシート、空きがありますか?」
 駅 「調べてみますね…残念ながら瀬戸も出雲も満席ですね…シングルなら空いてますが…」
 K 「シングルだとかなり高くなりますよね…ソロはどうでしょう?」
 駅 「たぶん無理でしょう、調べてみますが…あ、ひとつだけ空いてました!ひとつで良いんですか?」
 K 「それ、押さえてください」   …ラッキー!
 駅 「12日大阪発で間違いないですね?乗車券も一緒に?この駅から?…はい、確認してくださいね」…と窓口から切符が。
 K 「あのぉー、特急・寝台券は良いんですが、乗車券の方が…12日から有効になってますが、これだとこの駅から乗れないじゃないですか。」  …サンライズの発車時刻は0時34分。当然のことながら、12日の始発に乗っても間に合いません(-_-;)。
 駅 「あ…そうですね、申し訳ありません。11日から有効にしないといけなかったですね。発行しなおします。」
 こんなやりとりの後、無事切符ゲット。予定よりかなり高額になりましたが、ホテル1泊が加わったと思えば、まぁ納得。

 早速帰宅して、帰りのバスを押さえにかかります。

 K 「12日発のバス、空いてますか?」
 バ 「1席で良いんですね?はい大丈夫ですよ。」
 K 「その席、まさか4列シートじゃないですよね?」
 バ 「間違いなく3列シートです。窓側を指定しますが、良かったですか?」
 K 「はい、それで結構です」

 ということで、帰りの分も確保。一件落着です。

 前置きが長くなりました。

 いよいよ出発当日…この日、台風並みの低気圧で全国的に大荒れの日になりました。ご存じの方もあるでしょうが、JR神戸線では建設中の駅の足場が倒壊、その影響で不通に。乗る予定のサンライズもその場所を通ってこなければなりません。

 ニュースを見ていると、20時過ぎには復旧の見込みとのことで、こちらから大阪駅に向かう線には影響は出ていないようでしたが、念のため予定より1時間早く行くことにしたのでした。

 当日乗った電車。(撮影にはストロボは使用していません。)

イメージ 1


JR阪和線 223系
イメージ 2
 前面転落防止幌付きでした。

JR大阪環状線201系
イメージ 3

 結局、JR神戸線が復旧したのは22時頃だったようで、駅のホームは大混雑でした。

 サンライズが発車するホームに到着。発車まで2時間ほど時間がありました。

乗車口の表示板
イメージ 4
 何年か前に一度乗ったことがあるんですが、その時と同じ3号車でした。

 ホームの待合室で時間を潰しつつ、鉄チャン。

イメージ 5
 中間連結部分の先頭車に前面転落防止幌が付けられているのを発見。

 待合室でボォーッと眺めていると、ローズピンクの車両が通過していきます。慌ててカメラを持ってホームへ飛び出すと…

 ホームの端で、憧れの車両が停止しているではありませんか。猛ダッシュ

クモヤ443系
イメージ 6
 必死で走ったにもかかわらず、停車時間は短く間に合わず。遠目からの撮影になりましたが、何とか押さえることができました。それにしてもこんな時に会えるとは…ムチャラッキー!早めに出てきた甲斐がありました。

 その他に現れた列車たち。

イメージ 8


イメージ 9
 いずれも途中で運転打ち切りになって回送になっていたのか、降りてくるお客さんはなかったようでした。

 サンライズは16分遅れで到着、ようやく車中の人になることができました。

イメージ 7


「ソロ」寝台
イメージ 10
 入口から撮影。この車両の良いところは、ソロ(B寝台)でも個室になっていること。二階建てになっているので高さはありませんが、それでも以前のカーテンだけで仕切られていたB寝台とは比較にならないくらい快適です。

 前回は一階部分の部屋だったので狭い入口では何とか立てるもののベッドの上では座るのがやっとの高さしかなく窮屈に感じましたが、今回は二階席。こちらは天井が高くて窓も大きく、開放感があり大満足でした。

 さて、16分遅れくらいだったら回復するだろうと思いきや、ふと目覚めたときに停まっていた駅を見ると、どうやら大阪を出て最初の停車駅、静岡のよう。それにしては時間が遅い。その時車内放送が入ったので寝ぼけた頭でぼんやり聞いていると、1時間あまり遅れて走っているそうな。どうやら経路の途中で発生した人身事故の影響で運転を見合わせていたんだとか。

 そういえば、停車するはずのない場所で停まっていたような気がしました。

 急ぐ方は熱海から新幹線に乗り換えができる旨の車内放送がありましたが、よくよく聞いてみると新幹線に乗り換えても、このまま遅れたサンライズに乗っていても20分余りしか変わらないとのことだったので、そのまま乗っていくことにしました。

 だって、 そもそも横浜で降りて、近距離切符を買い直し、大都市近郊区間内相互発着の特例を活用して大回りして、途中で電車を撮りつつ目的地へ行く計画を立てていたんですが、遅れの影響で撮りたかった電車にはとうてい間に合わない事が判明。それに加えて、サンライズにはめったに乗る機会がないし、ね。

 明るくなった車窓を眺めていると、こんな電車が停まっていました。

イメージ 11
 実はこの電車を撮りたかったんですよ。ここで見られてラッキーでした。まぁ、証拠写真ですが。


イメージ 12
 登場時の復活塗装の編成も。当時は斬新なデザインで驚いたものでした。


イメージ 13
 当初の予定どおり横浜で下車し、乗ってきた電車を見送りました。

 つづく…