6/3 ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミ

 この日は休暇を取り、朝活に行ってきました。
 狙いは、今年まだ見ていないミズイロオナガシジミと和歌山産ミドリシジミ
 
 まずは地元の山でミズイロオナガシジミの叩き出しを決行。
 
 あれっ?何も出ない?蛾すらも?おかしいなぁ。
 例年ならひと叩きするだけで数頭飛び出る人気の樹すらも静まり返ったまま。
 まさかのフライング?でも前の週から出てるとの情報が入っているし。
 
 そろそろあきらめようかと思ったそのとき、怪しいのがひらひら落ちてきました。
 
 林の中で薄暗い中、落ちてきたと思われる辺りをじっくり探すと、いました!
 
ミズイロオナガシジミ
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 62種目。
 ところが葉の陰、おまけに薄暗く足場も悪い三重苦の中、なんとか証拠写真を撮影。
 なんとか撮りやすいところに移動させようと、指を差し出すと乗ってきてくれました。これはラッキー!
 慎重に移動、開けた場所でこの葉っぱに乗っておくれと、草の葉に指を近づけたとたん、逃げられました。
 
 今度は追いかけようもない崖地の方へ。しまったぁ~。
 でもまぁ、こんなこともあるわな。
 
 ここでさらに叩き出しを続けるか、悩みましたが、どうやら少なそうなので見切りをつけ、ミドリシジミのポイントへ移動することにしたのでした。
 
 ぐーんと移動してきた先のポイントで、早速探索。まずは下草に止まってないか?いない!
 それならば叩き出すまで。ペシペシ。出ない!これは困った、まさかのフライング?
 傷心を抱えて車に戻ってみると、すぐそばの下草に1頭止まってました(笑)。こんなことってあるんですね。
 
ミドリシジミ ♂
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 63種目。

 真上から。
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 閉翅の証拠写真を撮った後、日が当たって開翅するのを待ちます。


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 じっくり、のんびり待っていると、ようやく止まったところに日が差し始め、翅をもぞもぞ。向きも変わりました。 
 これはいよいよだ、と思いながら期待を込めて待っていると、逃げられました。私の目にしっかりと緑の輝きを残したまんま。
 
 他に見落としているのはいないかとさらに探索を続けますが、姿なし。
 その代わり、姿を見せてくれたのは…

イメージ 5
 64種目。

イメージ 6


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 残念ながら角度が悪く、紫の光を鮮やかにとらえることができませんでした。

 それにしても、こちらの低地性ゼフは、今年の発生は少ないんでしょうか?それとも早く発生が始まったにもかかわらず、夜間の冷え込みが続いたために発生期間が長くなっているとか?そうだったらいいんですけどね。


ツバメシジミ ♂
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 ちょうど二化の発生時期でしょうか、きれいな♂がいました。控えめなオレンジ斑に短いしっぽ、初めて見たときの感動はなぜか忘れられません。


モンシロチョウ ♂
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 たき火跡で口吻を伸ばしていました。

 本命があまりにも少ないのでおまけのチョウを追いかけていましたが、このところの疲れがたまってきたのか、まだ時間的には早いにもかかわらず転戦する気も起こらなかったので、撤収してしまいました。

 後から考えたらせっかく休みを取ったのに…もったいないことをしてしまいました。

 おしまいです。