6/4 ヒメヒカゲ、ウラナミジャノメ
先週、蝶友さんたちがいい成果を上げられたことを伺っていたので、もう遅いかも?と思いながら兵庫県まで出かけてみました。
で、せっかく行くのだからと朝のゼフ叩き出しをセットに。
早朝、ポイントに到着、ここでの目標はウラナミアカシジミ。早速長竿でペシペシするも、な~んも飛ばず、蛾さえも。今年は多いな、このパターン。
そういえば、途中でいつも休憩するPAで、いつもはたくさん見られる蛾類がほとんど見られなかったのを思い出しました。関係ないかもしれませんが、いやな予感。
そこで、林縁に沿って少し奥まで入り込み、ペシペシ。するとついに赤いのが登場。
ウラナミアカシジミ
運良く低いところに止まってくれましたが、場所が悪い。四苦八苦しながらなんとか証拠写真だけは押さえ、少し場所を移動してもらおうと近づいたとたん、草むらの中へ入り込み、見失ってしまったのでした。じっくり撮りたかったのに残念~!。
そこで探索範囲を広げると、サナエトンボが朝露に濡れていました。
タベサナエ ♀
早春のトンボなので、さすがにこの時期はボロになっています(一応捕まえて種類を確認しました)。
再びトンボの姿が。
フタスジサナエ ♀
これも早春のトンボですね。
ふと止めておいた車を見ると、隣に見慣れない車が一台止まり、長竿をもった人が降りてきました。なんとなくその姿に見覚えがあったので、近づいていくと、Dさんでした。
「お久しぶりです」と挨拶を交わし、情報交換すると、朝の緑系ゼフは不調だったとか。こちらはこちらで不調でしたのでお互いがっかり。
移動前にもうひと叩きと、二人でペシペシやっていたら、出ました。ただし狙いのチョウではなく…
ちょっとがっかりしましたが、よく考えてみれば今年は証拠写真が撮れただけ。喜んで撮影させていただきました。
この後、ちょうど私が次の転戦先にと考えていたポイントへDさんもいらっしゃるということだったので、ご一緒することにしました。
ポイント移動後、車を止めて歩き始めると、早速いました。
ヒメヒカゲ
65種目。
もうすでに発生して10日以上は経っているとのことなので、さすがにボロが多く、なんとか比較的きれいな個体を選んで撮影しました。
ちなみにこのポイントは保護地となっています。それでも前日、密猟者が入り込んでいたと伺いました。ヒメヒカゲは個体ごとに違いがあるといっても過言ではないくらい、目玉模様に変化があり、それを集めたい気持ちは、採集経験がない私にもよくわかるのですが、保護地での採集はいかがなものか(いかがなものか、という次元の話ではないですよね、はっきり駄目です)。そろそろ発想を転換し網をカメラに持ち替えて、写真で収集することにしませんか?
他にこの場所のおきまりといえば、
ウラナミジャノメ
66種目。
地元にも多いヒメウラナミジャノメとは違って、大きめの目玉模様がいいですねぇ。
枯れ枝に腰部の白い模様が目立つトンボが止まっていました。
コシアキトンボ ♂
トンボ24種目。
普通種ですが、見た目がかっこいいと思っているトンボです。
普通種ですが、見た目がかっこいいと思っているトンボです。
しばらく撮影を楽しんだ後、Dさんが次のポイントに向かわれるとのことなので、おねだりしてご案内いただくことにしたのでした。
つづく…