6/18 オオミドリシジミ、ウラミスジシジミ、アカシジミ

 皆さんと別れて一人やってきたのは某山。オオミドリシジミを撮りたかったんですが、すでに11時過ぎ。活動時間はとっくに終了しています。本当ならもう少し早い時間帯に移動してくるつもりだったんですが、高標高地のゼフに夢中になりすぎてすっかり遅くなってしまったのでした。

 それでも何か出るだろうと、ペシペシしながら歩きますが、これまたな~んも出ない。ミズイロオナガやアカシジミくらいは飛んでも良さそうなものですが。

 しょうがないので林の中をうろうろしていると、大きめのシジミチョウがチラチラ飛んできました。じっと見ていると緑色がチラリ。幸い近くに止まってくれたので、そっと近づき撮影。

オオミドリシジミ ♂
イメージ 1
 72種目。
 案外敏感で、数枚連写すると同時に追いかけていけない方向へと飛び去ってしまいました。開翅シーンを見ることはかないませんでしたが、なんとか目標は達成できました。
 
 さらに林の中を進んでいくと、足下からオレンジ色が飛び立ち、木の枝に。

アカシジミ
イメージ 2
 今年は見る機会が少なかったため、喜んでモデルになってもらいました。でもどうせなら、もう少し撮りやすいステージの上でお願いしたかったですね。

イメージ 3
 もう1頭、今度は林縁の下草で休んでいるのを発見。こちら側からだとさほど傷んでいないように見えましたが、反対側はなぜかボロボロ。何で片側だけ?

 さらに歩いていると、またまた足下からチョウが飛び立ちました。今度はちらりと紫色が見えました。近くに止まったのを見ると茶色のチョウ。

 「こんなところにムラサキシジミがいるんだなぁ」と思いつつカメラを向けてピントを合わすと白い線が目に入ってきました。「何だ、アカシジミやったんか」と一瞬がっかりしたんですが、よく見ると白い線の模様が違う?そういえば飛んだとき、紫色がちらっと見えたよな。あれはもしかして…?

 「ウラミスジシジミやん!」。あぁ、念願だったウラミスジシジミがそこにいたのでした。

イメージ 4
 73種目。
 実は4年前に初めて高い枝の葉の間にいるのをちらりと見たことがあるだけで、証拠写真すら撮れなかった苦い思い出があって以来、なぜか縁がなく、片想いを続けてきたチョウだったんです。

 それがこんなところで、こんな形で出会えるなんて思ってもいなかっただけに感激もひとしおでした。

イメージ 5


イメージ 6
 スリスリしたときにチラリと見える表の色が、「アカシジミちゃうで!」と主張しています。

 足場も悪く、薄暗い林の中だったので写真的にはいまいちですが、私としては撮れただけで大満足。Hをあきらめて移動してきた甲斐がありました。

 まぁ、このときHの方へ向かわれた方のブログを拝見するといいシーンを撮影されたそうで、悔しい思いをすることになるんですが、これは後の話。

 このときは大いに満足して次のポイントへと向かったのでした。

 つづく…