7/17 ギンボシヒョウモン、ヒョウモンチョウ、ヒメキマダラセセリ 他

 さて、傷心を背負っての撤退中、とうとう雨が降り出してしまいました。幸いなことにたいした雨ではなかったのですが、それでも雨具を取り出して着なければなりませんでした。

 そんな中、わずかに救いだったのは、少しの間日差しが戻ったときに出てきてくれたギンボシヒョウモンでした。

ギンボシヒョウモン ♂
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 90種目。
 信州の高標高地まで来なければ見られないチョウの一つなのでうれしい限り。

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 裏面を撮っておかないと確信が持てません(^^ゞ。


 駐車場近くまで下りてくると、雨は霧雨程度になっていたので、そのまま草原でチョウ探しをすることにしました。

ウラギンヒョウモン ♂
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 ギンボシヒョウモンと模様が似ているので、日頃ヒョウモン類と縁がない私には、裏面がしっかり撮れないと見分けがつきません。


ミドリヒョウモン ♂
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 これは同じヒョウモン類でも比較的見分けやすい方ですね。地元ではツマグロヒョウモンに次いで見るチャンスは多いです。


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 91種目。
 これも信州遠征ならではのチョウです。これも見分けが…(以下、省略(笑))。


コチャバネセセリ
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 ちょうど最盛期だったのか、今回はどこへ行ってもたくさん見かけました。
 地元にも普通にいるチョウなのですが、ヤナギランとの組み合わせは信州ならでは。


オオチャバネセセリ
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 よく似たイチモンジセセリは地元では普通に見られますが、オオチャバネセセリは残念ながら和歌山県では絶滅危惧Ⅱ類に名を連ねています。
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 92種目。
 これも今回、やたらと目にしました。日頃はほとんど見る機会がないので、はじめは喜んで追いかけていましたが、次第に「もう、ええわ」。ゲンキンなものですね(笑)。

 次第に雨脚が強くなってきたので、この辺りで今日は切り上げることにして、自然学習センターへ立ち寄ってみました。

 朝からの状況をお話しすると、「お昼前に少し晴れ間が出たときに、ミヤマシロチョウが撮れた、と聞きましたよ」とのこと。場所を確認すると幸いなことに(?)私がいた場所とは離れていたのが救いでしたが、ちょうど私がギンボシヒョウモンを撮っていた時間帯のようでした。

 そして「もし明日もおられるのなら、天気が回復するようなのでチャンスですよ」とのアドバイスを受け、第2回一人観察会の開催を決定したのでした。

 まだ時間は早かったものの、そうと決まれば近くの日帰り温泉で疲れを癒やすことにしました。

 汗を洗い流し、すっきりして今夜の宿となる駐車場まで戻ってくると、晩ご飯を食べようと考えていた店はなんと閉店。仕方なく多めに買っておいた朝食用のパンでわびしい夕食を摂ったあと、暗くなるのを待って眠りについたのでした。

 時折、車の屋根を叩く雨音に目が覚めながら…。

 つづく…