7/19 時期外れのメスアカ、ミスジチョウ
高原の主目標だったコヒョウモンモドキとウラジャノメ(新鮮個体には出会えませんでしたが…ちょっと遅かったですね)に出会えたので、途中寄り道するつもりで自宅方向へと車を走らせました。
あと2週間早かったら綺麗なゼフが撮れたのになぁ、なんて思いながら寄り道。
ところがなぁ~んにもいない。
まぁ、まだ時間が早いことだし粘ってみるか。
しばらくすると、斜面の上の方からグライダーが現れました。少し大きめ。
なんと、ミスジチョウじゃないですか。
ミスジチョウ
さすがに翅は傷んではいましたが、まだ居るんだぁ。
しばらくテリ張りをして、斜面を登って姿を消しますが、しばらくするとまた戻って来る、を繰り返していました。
時間をおいて現れるので、1頭だけが周辺をパトロールして、ここがそのルートに当たるのか、と思っていたんですが、写真を確認すると、その翅の傷み具合から最低3頭はいたようです。
ミスジチョウがいてくれたので、ゼフを待つ間の良い暇つぶしになりました。
しかしこの日は暑かった。車に付いている温度計を見ると、ポイントに到着したときは27℃位だったのが、徐々に暑くなり、じっと待っているのも苦痛になってきたので、タイムリミットを13時に定め、その時点で現れなければ撤収することに決めました。
待っても待ってもゼフは現れず、間もなく13時になろうとしたので、諦めて車に戻ろうとしたその時。
緑に光るチョウが降りてきたのでした。
メスアカミドリシジミ ♂
この時期はさすがにボロ。まぁ覚悟の上でしたけど。
メスアカミドリシジミも1頭だけかと思っていたら、こちらも何頭かいるようでした。
日が差すと、チョウの周りだけ明るくなりました。
アングルに自由が効きにくいので、翅四枚が鮮やかに光るシーンがとらえられません。
そんな中、一瞬4枚が光りました。チャンス!とばかりシャッターを切りましたが…
ちょうどその時、はるか上を飛ぶ別のメスアカに反応して飛び立ってしまいました。その瞬間の写真なので、翅がぶれてしまっています。一番残念なショットになりました。
しばらくすると、止まっても全く開翅しなくなってしまいました。
それまでも開かなくなってはいたんですが、帽子などで日陰を作ってやると開いてくれたんですが、何をやっても駄目。時間的なものなのか、それとも気温のせいか。
諦めて車に戻り、気温を確かめると31℃が表示されました。開かなくなるのは30℃を超えた辺りにあるような気がしました。
折角の遠征だったので、他にも行ってみたいところがたくさんあったのですが、最大の目的だったダブル・ミヤマに2日費やしたことで大幅に予定が狂ってしまったのでした。
疲れもピークに達したため、後ろ髪を引かれつつも、帰路についたのでした。
途中、何度も眠くて我慢できなくなり、道の駅やPAなどに飛び込んで仮眠を取りつつ…安全第一ですもんね。
おしまいです。