7/23 スミナガシ、アサギマダラ、サカハチチョウ夏型 他
7月も末になると、地元では撮りたいチョウが少なくなってきます。その中で毎年撮りたくなるチョウがあります。
それはスミナガシ。
和風の、地味ではありますが上品な色合い。それでいて光を当ててやると角度によっては青っぽく光ったり…そんなスミナガシの虜になっています。
まだ早いかなと思いながら、地元の山へ登ってみました。
朝のうち、所用を済ませてからだったので、ややゆっくり目のスタートでしたが、それでもポイント到着は8時半。がんばって早起きしたぞ。
ポイントを見て回りつつウロウロ。何もなし。
一巡して最初のところに戻ってくると、オオムラサキが来ていました。
オオムラサキ ♀
ややスレてはいますが、思ったほどボロくはなかったので一安心。それにしてもこのお腹。肝っ玉母さんの雰囲気満点です。
ちょっと飛んで、細い枝の樹液へ。
他の樹液には、ゴマダラチョウが来ました。
角度が悪く横顔だけ。
ジャノメチョウも樹液に来ました。
ジャノメチョウ
周りの草むらでは、ホソバセセリが登場。
ホソバセセリ
1枚目とは別個体。大きなお腹が重そうです。
ウラギンシジミも登場。
ウラギンシジミ ♀
青白い範囲が狭い、地味な個体でした。ここまで狭いのは初めてです。
このポイントはここらで切り上げて少し移動。
すると、本命登場。
スミナガシ
102種目。
今年も出会うことができました。
樹液のある方から飛んできて止まったので、直前までは樹液にいたんでしょう。しばらく待ってましたが残念ながら開翅はここまで。この後飛んで行ってしまいました。
この後再び場所を替え、サカハチチョウを見に行くことにしました。
そこにいたのは、アサギマダラ。
アサギマダラ ♂
103種目。
2頭がヒヨドリバナで吸蜜していたんですが、草むらの陰になっていて直前まで気付かず、驚かせてしまったので吸蜜シーンは撮れませんでした。
そして第2の本命、サカハチチョウも登場。
サカハチチョウ 夏型
春型のオレンジとは似ても似つかない。まるで別種ですね。この夏型もシックな和風の装いです。
目的を達成したし、暑くなってきたため引き上げることにしました。
この日撮ったトンボたちも紹介。
山上の草原では…
ミヤマアカネ ♂
トンボ41種目。
この辺りではあまり見ないので、私にとっては貴重な存在です。右後翅が羽化不全なのが残念。
オオシオカラトンボ ♀
何かを捕まえて食事中でした。
帰路、立ち寄ってみた池で。
リスアカネ ♂
赤くなっていました。
タイワンウチワヤンマ ♂
42種目。
この辺りではウチワヤンマは少なくて、タイワンが普通に見られます。
午前中だけの短時間でしたが、色々見ることができました。
おしまいです。