8/7 オナガシジミ、オオミスジ、アカセセリ

 蝶友さんに「今年こそムモンアカシジミを見たい」とお願いしていたところ、「ご一緒しませんか?」とお誘いいただきました。もちろん二つ返事で「OK!」。
 1日早いければ、どうしても抜けられない所用があったので涙を飲まなければならないところでした。危ない、危ない!

 当日は未明に集合場所近くに到着、仮眠。明るくなって目覚めると、辺りはうっすら朝霧に包まれていて実に良い感じ。

 集合時間にはまだ早いので、朝活。

 トントン棒でオニグルミを叩いて回ると、最初に飛び出したのは…

ウラナミシジミ
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 まだ少し薄暗い中だったので、一瞬ゼフの♀か?と思ったのは秘密。
 ここで撮影第1号がウラナミシジミとは…ちょっと複雑。
 地元では珍しくも何ともないチョウですが、こんな高原にもいるんだぁ。


 次に出たのは、予定どおり。

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 104種目。
 きれいなホルスタイン柄です。
 今年は発生が早いとのことだったので、もうボロばかりかも?と心配していたんですが、そこそこ綺麗だったのでひと安心。

 そのkもぽつりぽつりと飛び出してきました。

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 朝日が当たると開翅も披露してくれました。


 他にもうれしいおまけが飛び出しました。

オオミスジ
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 105種目。
 3年前にもここで見たことがあったので、もしかして今年も会えるかも?と少し期待していただけに、嬉しかったです。
 ただ少し傷んでいるのは残念。

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 敏感で愛想も悪かったため、この程度しか撮れませんでした。


 オレンジ色が飛び出したので、「まさかムモンアカが?」と思って追いかけ、止まったのを見ると…

イカリモンガ
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 ああ、ややこしい。飛んでるときはオレンジのチョウに見えるんですよねぇ。…と、言い訳。

 林の中の暗がりには…

ゴイシシジミ
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 せっかく日が当たるところに止まったのに、スレ気味だったのは残念。

 きれいに咲いていたヤブカンゾウの花には…

ダイミョウセセリ
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 残念ながら開翅シーンは撮れませんでしたが、紛れもなく関東型で後翅に白斑なし。そりゃそうだわな、場所が場所だけに。

 ここらでもう1カ所行ってみようと車に戻ったとき、トラブル発生に気付いたのでした。
 あ、キーや財布はあったんですよ。それに携帯も。
 実はLINEでの連絡用にと、タブレットを持っていたんですが、入れておいたバッグのジッパーが開いていて、タブレットが見当たらない。

 タブレットオナガシジミも撮ったし、途中で連絡が入ってないか確認もしたので、持って歩いていたのには間違いない。一瞬頭の中が真っ白になりました。

 急いで歩いてきたところを逆戻り。探しながら「見つからなかったらどうしよう?ID何かをメモした紙も一緒に挟んであるし…」なんで悪いことばかり考えてしまいます。
 ただ、今回あまり時間がなかったので、深い草むらなんかには踏み込んでいなかったこと。それだけが希望でした。

 で、ゴイシシジミを撮った草むらを透かして見ると、見覚えのある空色が。あった~!タブレットケースを目立つ空色にしていたのは大正解。ケースはフィールドで目立つ色に限る、というのが今回の教訓となりました。

 タブレットには泥が付いていたものの、損傷はなく無事回収することができたのでした。

 そんなこんなで、時間をロスしたものの、考えていたポイントへと向かいました。

 車を停めて歩き始めると、飛び出してきたのは翅先だけが白い、黒っぽいチョウ。
 「何やろ?まさかこんなところにツマジロウラジャノメ?」なんて思いながら高い枝先に止まったのを撮影。

 拡大してみると…

クロヒカゲ
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 前翅の翅先と後翅の一部が白化した個体でした。こんなん、初めて見ました。


アカセセリ ♂
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 106種目。
 比較的きれいな個体でした。アカセセリに出会うのも久しぶりで、嬉しかったです。

 アカセセリを追いかけていると、携帯にメールが着信。蝶友さんから「予定より早く着きます」。
 慌てて車に戻ろうとしていると、目の前を見覚え直る車が通過…追いかけようとして車に乗ったとき、その車が戻ってきてくれました。やはり蝶友さんの車。通り過ぎるとき、私の姿が見えたので戻ってきた、とのこと。

 挨拶を交わし、総勢5人となってポイントへと向かうのでした。ワクワク。

 つづく…