8/27 奥熊野のルーミスシジミ、ミルンヤンマ

 お盆が過ぎ、まだまだ暑い日が続いていますが、週間天気予報などを見ると、どうやら不安定な日が続きそう。
 この週末も決して安定した天気ではなさそうですが、気温が上がりそうだったのでこの夏のルーミスシジミ撮影の最後のチャンスかも?と思い、和歌山県南部の山中へ出かけました。

 今回はいつも行く場所ではなく、P氏から情報をいただいたポイントです。
 初めての場所なので、林道入り口に車を駐めて歩きながらの探索です。
 歩き始めると足下でヒメウラナミジャノメが開翅。

ヒメウラナミジャノメ
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  後翅表にいつもの2個に加えて小さな眼状紋が1つ多い個体でした。


 道路脇の草の上に、何か止まっているのに気付きました。

スケバハゴロモ
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 初めて見ました。みごとなスケスケぶりです。
 しかも模様を見ると、大きなめがねをかけた顔のように見えます。まさに「人面虫」!(笑)


 さらに進んでいくと、黄色っぽく見えるセセリチョウ

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 たくさんいました.。きれいな個体からすれた個体まで様々。


サカハチチョウ夏型 ♀
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 お腹を曲げていたので、もしかして産卵?
 飛び去ったあと葉の裏を確認すると、思ったとおり卵がありました。写真は撮らなかったけど。


イチモンジチョウ
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 今年はまだアサマイチモンジに出会えてなかったので、ちょっと期待したんですが、イチモンジチョウでした。残念!


 やがて、いかにもルーミスがいそうな環境に着きましたが、何にもおらず。まだ時間が早いからかな?と思いながら、とりあえずさらに先の環境を確認しながら進みます。


 歩いて行く私をトンボが追い越して、高い枝に止まりました。

 とりあえず撮影し、あとで拡大してみるとミルンヤンマのようでした。

ミルンヤンマ ♀
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 トンボ50種目。
 この後も何頭か見ましたが、全く止まってくれず証拠写真止まりとなったのは残念でした。


 さらに進むとこれはルーミスは居そうにないな、という環境になったので引き返します。

 すると小さなチョウが飛び出して止まりました。ルーミスにしては茶色っぽいな?と思ったら、やはり。

ムラサキシジミ
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 残念、違った。


 次に飛び出したのは、さっきのより白っぽい。薄暗い中なので見失わないように慎重に追いかけると止まりました。今度は間違いなく。

ルーミスシジミ
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 113種目。
 今年も出会えました。
 やはりムラサキシジミとは雰囲気が違います。飛ぶと水色がチラチラ見えるし。

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 今の時期、開翅を見せてもらえることはまずないので、同じような写真になってしまいました。

 今度は秋に、開翅シーンをぜひ見たいものです。

 おしまいです。