ツシマウラボシシジミ@足立区生物園

 先日、ツシマウラボシシジミの生息域外保全に取り組まれている『足立区生物園』のホームページを見ると、今年3回目の大温室放飼・一般公開の案内が掲載されていました。そこで前々から一度は見てみたかったチョウでもあり、本来の生息地である対馬では自然絶滅状態で行ってもまず見られない(そもそも行く機会が無い(^^ゞ)ことから、出かけてみることにしました。

 私、ネット上では撮影場所に関して詳細は書かない(と言ってもわかる方には推察できるんでしょうが)主義なのですが、この件に関しては施設のホームページで公開されていることでもあるので、あえて明記することにしました。

 さて、他の方から小さいチョウだと伺っていたので、大温室で見つけられるかどうか若干の不安はありましたが、大温室に足を踏み入れ数歩で発見(笑)。ホントに小さかった。

 といっても、大温室に入る前に飼育室で飼育しているのを部屋外から見て、予習(?)していたのが功を奏したのかもしれません。

ツシマウラボシシジミ ♂
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 全部で4頭見つけたのですが、残念ながらいずれも羽化して期間が経っているので、ツシマウラボシの特徴である淡黄褐色の線ははっきり見られませんでした。
 まぁ.、これは仕方ないですね。

 チラリ開翅も見られました。
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 飛んでいる時ははっきり濃い青が見られるんですが、静止で半開翅だと青みがかった灰色に見えます。これは構造色がなせる技なんでしょう。

 そこで飛翔写真を試みましたが、それに対応できそうな機材は持って行かなかったため、すべて没。これは今後の課題かな?

 そういえば、ツシマウラボシシジミがいたのは、日が差して明るい場所ではなく、日陰になった場所ばかり。自然でもこんな場所を好むのかな?なんて思ってしまいました。

 大温室には当然ながら他のチョウもいるので、ついでに。

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 残念ながら開翅は撮れませんでした。


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カバタテハ
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シロオビアゲハ
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初見のチョウも。

タテハモドキ
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 これらはいつか、本来の生息地で見てみたいものです。


 地元でもお馴染みのチョウたちもいました。

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 ボロな♀も見かけましたが、写真は撮れませんでした。ホントは♀の方を撮りたかったのですが…

アサギマダラ ♀
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アサギマダラ ♂
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 細々と命を繋いでいるツシマウラボシシジミ、関係者のご努力に感謝申し上げると共に、自然状態でその姿が見られる日が来ることを願ってやみません。

 足立区生物園は大温室の他にも見所がたくさんあるようで、周りの公園にもクロアゲハやナガサキアゲハが飛んでいるのを見かけたので、周辺も含めてもっとゆっくり探索したかったのですが、今回は時間が無かったため大温室だけの訪問にとどまったのが心残りですね。

 おしまいです。