10/10 石垣島(7)

 いよいよ最終日。時間いっぱい粘りたいところですが、帰りの便は12時過ぎ、空港集合が11時と決められています。したがって、あまり遠くへは行けない。

 どこへ行こうか…昨日撮れなかったタテハモドキをリベンジしに行くか、それとも…。

 ここで石垣島へ行かれたことがある方ならお気づきになったかも。普通種であるはずのヒメシルビアシジミがないことに。

 そうなんです、前日はそれらしいシジミを何頭も見ていたのですが、なかなか止まってくれず、それでもなんとか撮ってはいたものの、あまりにボロすぎたので掲載しなかったのでした。

 いるかどうかもわからないタテハモドキで貴重な時間を浪費するよりも、確実であろうヒメシルビアシジミをターゲットとすることに決めたのでした。

 ところが、朝起きると雨が降っています。ホテルの窓から山の方を見ると、雲の中…。これはヤバい!

 幸い朝食を摂っているうちに雨が小降りになり、山の方も雲の位置がだんだん高くなってきていたので、荷物一式レンタカーに詰め込んでチェックアウト。一路ポイントへと向かいました。

 ポイントに着くとすっかり雨が上がっていて…と書きたいところですが、雨が降り続いていたので仕方なく車中で雨宿り。しばらくすると空が明るくなってきて、雨も小降りになってきたところで思い切って探索開始。

 それでもしばらくの間は気温が低いのかチョウの姿はまったく見られず。諦めきれず林道を歩いていると、ようやくチョウの姿がチラチラ見られるようになってきたのでした。

 この日最初に見つけたのは…

アマミウラナミシジミ
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 林道に落ちた落ち葉の植えて口吻を伸ばしていました。これが羽化した間もないのか、きれいな個体だったんですが、開翅することなく飛び去ってしまいました。

 そうそう、ヒメシルビアシジミ。これくらいチョウが飛び始めたならこれも出てるだろうと、前日見たポイントへと急ぎました。
 すると足元からチラチラ。止まるのを待って慎重に近付いて、と。

ヒメシルビアシジミ
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 狙って撮れたことに満足(現地では普通種らしいですが)。それにしても翅裏は地味ですね。
 初撮り22種目(前回掲載のタイワンキチョウが正しければ。以下同じ)。


ヤエヤマムラサキ
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 前日は撮れなかった♀の鮮やかな翅表を撮ることができました。


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 これも昆虫館ではよく見ますね。自然状態のを撮りたいと思っていたのですが、前日はほとんど見ることがなく半ば諦めていたのでした。もしかしてヤエヤマムラサキと混同して、単に気付かなかっただけかも?
 ということで野生初撮り9種目。


 ふと見ると目の前に白いチョウが止まっていました。

ウラナミシロチョウ
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 翅裏の波模様がわかりにくいですが、これは間違いなし(と妙な自信が…(笑)。
 初撮り23種目。


 目の前のシロノセンダングサに飛んできた茶色いセセリ。期待が高まります。

ユウレイセセリ ?
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 開翅シーンが見られなかったので翅表が確認できなかったのですが、ユウレイセセリで合ってるかな?
 合っていれば初撮り24種目。


 その他に撮ったチョウたち。

ルリウラナミシジミ
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 2頭が仲良く並んで鳥糞を吸っていました。


イワサキタテハモドキ
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 3日間で何頭も見ましたが、最後はきれいな個体で締めることができて嬉しいですねぇ。


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 昆虫館でのお馴染みさんたちを撮ったところで、空港へ行かねばならない時間が迫ってきたので撮り納めとすることにしました。

 おっと、チョウ以外にも嬉しい出会いがあったので、これはまとめて掲載することにしましょう。

 ということで石垣島にもうしばらくお付き合いをお願いいたします。

 つづく…