4/27 ツマキチョウ

 強風で気温も上がらないこの天気で、行く価値あるかなとは思いながらもMFへと大きく移動してきました。

 その心配をよそに、向こうからヒラヒラと特徴的な飛び方の白いチョウがやってきました。
 近くを通ったときに見ると、翅先が白い。念願のツマキチョウ♀。ところが時折止まりそうなそぶりを見せはするものの、結局止まることなく追いかけられない方向へと飛び去ってしまいました。

 程なく、前方から次のチョウが。今度は運良く目の前に止まりました。けれどもガッカリ。黄色が見えました。

ツマキチョウ ♂
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 でも、シロツメクサでの吸蜜シーンは初めてかも、と喜んで撮影しましたが、よく見るとストローは丸まったまま。単に休憩だった様子。それにしては長い間(といっても30秒くらい。私が近寄っても逃げなかった)止まってたなぁ。まぁ、モデルになってくれただけでも良しとしましょう。


コツバメ
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 今年は少々見飽きた感があります。なんて贅沢な、と自分でも思ったり。さすがに裏面の模様が薄れて、ただの茶色いチョウに変身しています。


ヒメウラナミジャノメ 交尾
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 お!っと思ったのは、ヒメウラナミシジミの交尾シーンって、たくさん居る割には私は見る機会が少ないんですよね。

 このところお馴染みの春トンボたち。

シオヤトンボ 未成熟♂
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シオヤトンボ 成熟♂
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シオヤトンボ ♀
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 トンボも羽化するタイミングがまちまちで、1枚目の翅が飴色の羽化間もないものから、2枚目の成熟したものまで居るのが面白い。


ニホンカワトンボ ♂
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 この辺りではアサヒナカワトンボはたくさんいますが、ニホンカワトンボは珍しい。縁紋が細長いことや肩が発達して両目の幅より長くなっていることから、間違いないとは思うんですが。


タベサナエ ♂
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 レンゲに止まる写真が撮れるのも、春トンボならでは。


フタスジサナエ ♀
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 肩の黒条の中に黄線が入って、オグマサナエにそっくり。胸横に黒線が2本あるのが特徴…といいながらも個体変異もあるのがややこしい。
 今年初撮り。カミングアウトすると、この日開かれてた観察会に参加してた子供が採ったのを解放するとき、便乗で採らせていただいた完全ヤラセ。ただし、この後のヒメツチハンミョウを除いては、すべて自然がなすままです、念のため。

 初夏のトンボもぼちぼちと発生。

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 今年の初♀、残念ながら枯れ草被り。


ハラビロトンボ ♀
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 1頭だけ発見。東部(複眼)の大きさと体の大きさの比率が何ともアンバランス。


ヒメツチハンミョウ
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 これが甲虫の仲間だなんて、誰が信じようか(笑)。採った子供も「おしりがでっかい変な虫、お尻お化けや~」と騒いでました。
 帰りがけ、別の個体を見つけたので1勝1敗。


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 立派な個体が現れました。

 ここから植物編。

ギンラン
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 MFで見つけたのは、何年ぶりだろう?
 残念ながら花は終わりかけでしたが、それでも嬉しい。
 盗掘が心配ですが、掘って帰ってもまず育たないから、そっとしておいて欲しい。


アマドコロ
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 これも花が終わりかけ。先端の花を除いてしぼみかけていました。


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 うつむきに咲くので、目立たない。私のコンデジは液晶のチルト機構がないので、目測で撮影。


タツナミソウ
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 タツナミソウには何種類かあるんですが、これは普通のタツナミソウで良いのかな?

 この日は午後から雲が広がり気温も低く、昆虫観察には不向きでチョウの種類も少なめでしたが、それでも色々観察でき、MFの懐の深さを実感しました。

 おしまいです。