7/15 ギンイチモンジセセリ、オオヒカゲ、オオウラギンスジヒョウモン

 投稿のタイミングで、記事が前後します。

 地元では見ることがないチョウを求めて、蝶友さんをお誘いしてのプチ遠征に行ってきました。

 まずはギンイチのポイントへ。

 蝶友さんらからいただいた情報を基に探索を始めましたが、ギンイチを見るのは数年ぶり、見つけることができるのか、不安でいっぱい。
 そういえば、初めて見つけたときは、黒っぽい蛾のようなのが飛んでるな、という印象だったことを思い出しつつ探していると、数メートル先を飛んでいる、見覚えのある姿を発見しました。
 それでも確信が持てなかったので、止まるのを待ちますが、これがなかなか止まらない。ようやく止まったと思ったら、それも一瞬、ピントを合わせる前に飛び立つので、証拠写真すら撮れない始末。

 しつこく追いかけていると、ついに数秒間止まったので、その隙に証拠写真を。モニタで拡大してみると、紛れもなくギンイチの姿が。

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 数年ぶりの出会いに感激。

 そこで蝶友さんに声をかけると、「こっちにもいた。でも止まらない」との返事。

 そこから合流して、一緒に探していると、ちょこちょこ飛んでいるのを見つけては追いかけるものの、止まっても一瞬で、ほとんど止まることなく飛び続けます。あの小さな体のどこにエネルギーがあるのかと感心してしまいました。

 それでも何度か数秒間止まるときがあったので、その隙に証拠写真を撮ることができました。

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 だけど止まると同時に翅を開くので開翅写真ばかり。肝腎の翅裏が撮れません。

 次の予定もあるし、一応目的は達成したので閉翅写真は次の機会にするか、と移動を始めたとたん、足元で吸蜜している姿を発見。

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 ところが今度は近すぎて、持っていたレンズではピントが合わない、という嬉しい悲鳴(笑)。

 足元を気にしつつ、なんとか翅裏も撮ることができたのでした。まぁ、夏型ですから、白い筋ではなく、褐色の筋なので面白みには欠けるんですが、春型の発生期に再度行ってみようと意見が一致したのでした。

 さて、もうひとつの目的であるオオヒカゲを求めて移動。

 この場所はなかなか私にとっては面白く、他のものを撮りながら進んでいくと、先行していた蝶友さんから「いたよ~」と声がかかりました。慌ててダッシュ

 「この辺りに逃げ込んだ」とのことなので、繁みを探していると、ふわりと大きな姿が飛び出しました。止まるのを待ってそっと近付きますが、これがまた敏感で。止まっては逃げられを何度か繰り返し、ようやく撮影成功。

オオヒカゲ
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 生息場所が藪の中だけに、草被りでどうしようもないこともあったんですが、なんとか撮ることができ、こちらも数年ぶりの出会いを楽しんだのでした。
 時期的にスレているかもと心配していたのですが、今年は発生が遅れていたんでしょう、ほとんどが綺麗な姿でした。

 探索の合間に撮ったほかのチョウは、

オオチャバネセセリ
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 地元ではほとんど見られないので、嬉しい出会いです。ここでは茶色いセセリはほとんどがオオチャバネで、地元で多いイチモンジセセリがわずかに混じる程度だったのには驚きでした。まぁ、時期的な要因が大きいんでしょうけどね。


オオウラギンスジヒョウモン ♀
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 綺麗な♀に出会いました。

オオウラギンスジヒョウモン ♂
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 草被りですが、敏感で近づけなかった(^_^;。

 次回、トンボ編へと続きます。