出勤日、転じて… (7/20)

 この日はもちろん出勤日。
 出勤途中、踏切待ちで見た電車。
 この辺の電車は、後ろに写っているクリーム色に朱色の帯を巻いたのが、電化時からの標準色だったわけですが、JR西日本の地域色導入によって、和歌山地区の電車は青緑色一色へと塗り替えられつつあります。
 地域色になったクハ104-505ほか
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 昼休み…同僚の車のナンバープレートに、こんなのがくっついていました。
 セスジスズメ
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 なぜ、こんなところに?
 ジェット戦闘機のような格好いい、スズメガの仲間です。
 
 小さな黒い、蜂が飛んでいました。葉の上にとまったので、よく見ると…
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 実は蛾の仲間(スカシバ科)なんですね。翅の一部が透明で、本当に蜂に見えてしまいます。見事な擬態ですね。
 
 この日、前の週の超多忙な日々が一段落し、次の忙しさが間もなくやって来るという、「忙中閑有り」状態だったので、リフレッシュのため(いつもやってるんじゃぁないんかい!というツッコミは、無しでお願いしますm(__)m)午後遅くからお休みをいただいて、地元の里山へ、レッツゴー!
 まずナニワトンボの池へと向かいますが、前日、一日中降り続いた雨により池が増水。ポイントに行くには少々?危険なため、涙を飲んでパス。
 
 樹液に何か来ていないかと、行き先変更。やって来ました、雑木林。
 樹液レストランに来ていたのはサトキマダラヒカゲ。でも近づくとサッと飛んで笹の葉にとまりました。
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 複雑な幾何学模様の蝶です。表は…残念ながら、この蝶が翅を開いてとまるのを見たことがありません。
 
 クロコノマチョウも樹液レストランに来ていました。
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 こちらはよほどお腹が減っていたのか、すぐ傍まで近づいても夢中で樹液を吸っていました。
 
 別の樹に行くと、いました、レストランの王様、オオムラサキ♂。
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 かなり擦れ気味でボロになっていますが…時期的にしょうがないですね。
 でも、ここでオオムラサキを見たのは数年ぶりだったので、すごく嬉しい!
 
 さらに別の樹には…なんと、仁王様…もとい…2頭の王様がいました。
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 同時に翅を開かないかと期待したんですが、奥の王様は、お腹がいっぱいになったのか、すぐに飛んでいってしまいました。
 残った王様の観察を続けます。時々、一瞬だけ翅を開くのを撮ろうと、蚊に襲われるのに耐えながら粘りますが、集中力が切れそうになってきます。実際、顔にとまった蚊をピシャリとやっている瞬間に、翅を開いたりして…(>_<)
 それを山の神様がご覧になっておられたのか、雲が少しだけ切れ、太陽がスポットライトのようにオオムラサキに当たり始めました。すると…
 オオムラサキの翅が全開になったではありませんか!少々だらしない格好ではありますが、「なんぼでも撮って!」とばかりに数分間のサービスタイムと相成りました。
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 やがてサービスタイムの終了とtも仁、太陽が雲に隠れ、飛び去っていく王様…と、少々出来過ぎのような気がする至福の時間に満足し、里山をあとにしました。