10/29 ハイキング その2
林内の続き…
足下に紫色を帯びた赤い実。
ツルリンドウの実
薄暗い林の中なので、いい写真が撮れませんでした。やっぱり三脚が要るなぁ。
まさか花はもうないだろうと思っていると、意に反して…
ツルリンドウの花
まだ花を咲かせている株がありました。花期が結構長いんですね。
息が上がりつつ山頂近い草原にたどり着くと、そこには…
リンドウの花
こちらが「本家」です。日が射していたので、花も満開でした。
晩秋の草原を彩る花ですねぇ。
写真を撮っているとき、出会った「おばさん」ハイカーとの会話。
お:「この花、初めて見たけどなんていうの?」
K:「リンドウですよ」
お:「うそ~!リンドウって、こんな山に生えてるものなの?それに…リンドウって、花が開くの?先がつぼんでいるのしか、見たことないよ?お花屋さんで売ってるのもそうだし」と思いっきり疑いのまなざし。
K:「リンドウって、日が当たると花が開くんですよ」といえば
お:「そうなのぉ~?やっぱり違うと思うけど…」…もう勝手にせい!
同じ草原に、白い花も咲いていました。
センブリの花
久しぶりに見る花です。ここにもあったんだね。
漢方薬として用いられる、あの「センブリ」です。生薬名は「当薬」というそうですが…ムチャクチャ苦いんだとか。
そして山頂の草原には少し色の濃い花が。
ムラサキセンブリの花
な・な・なんと~!こんな所にあったんだねぇ。お初にお目にかかります!
一度は見たかった花だけに、大感激!これは、言い出しっぺの嫁さんと、行きたいと駄々をこねた下の子に感謝せねばなりません。
そしてその近くには…
ヤマラッキョウの花
赤紫の可愛い花です。
今までにも見たことはありますが、こんなにたくさん生えているのを見るのは初めてでした。
チョウも花に引かれてやって来ました。
肝腎の花がよく見えませんが…^_^;
それにこんな山に来てまでツマグロヒョウモンとは…あまり嬉しくもないのですが、他のチョウがいなかったので。
ここでさっきの「おばさん」ハイカーたちが再登場。
お:「この花はなんていうの?」とヤマラッキョウを指差して。
K:「ヤマラッキョウですよ」
お:「へぇ、そうなのぉ。そういえばらっきょうの花に似てるかも」
お:「この花、どんな香りがするのかしら?」
顔を近づけて匂いをかぐのかと思ったら…ブチッ!
なんといきなり摘み取り!
お:「あ、結構良い香り!○○さんもかいでみて」と友達に差し出しました。
そこで思わず言ってしまいました。
K:「匂いをかぐだけなら、摘み取らんでもかげるやん!」
気まずそうな「おばさん」たちがそこにいました。
ちょっぴり後味が悪くなったハイキングになってしまいました。
ちなみに…ムラサキセンブリのことは教えませんでした…というか、聞かれる前に下山したのでした。