三重県日帰り遠征(7/30) その3

 居残った我々三人組のその後…現場では…空はいよいよ暗くなり、ついには雨も降り出す始末。普通なら雨具を着なければならないほどの…それでも何とか木陰でしのぎます。
 そんな苦労の甲斐あって、大きなチャンスが訪れ…と、ドラマではこうなるはずですが、そんな美味しい話はそうそう無いわけで(^^ゞ。
 現実には2度、飛んだだけ。とまりもせず。もっとも一度はかなり低い位置まで(と言っても4mはあろうかという高さ)降りてきたものの、とまらずに行っちゃいました。
 従って、居残りの奇跡は起きずで打ち止めとなりました。
 
 駐車場近くまで戻ってきて、見つけたのがこの実。
サルナシ
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 これ、キウイフルーツの親戚なんですよね。ただし毛が生えていないのと、はるかに小さく2cmから大きいので3cm足らず、といったところでしょうか。でも、輪切りにするとキウイフルーツのような緑の果肉の中に放射状に黒い種が並んでいました。少しかじってみましたが、まだまだ熟してないので酸っぱい、のひと言。
 
 そういえば、私が初めてキウイフルーツを食べたとき、「あ、この味、以前食べたことがある」と思ったのですが、何の味だったのか思い出せなかったことがありましたが、今思い返してみると、きっと小さい頃、このサルナシを食べたことがあったんだろうなぁ。
 
 話が大きく逸れました。
 で、そもそも今回の目的の蝶って何?ということなんですが…
 一応撮れたんですよ、一応。
 
 でも前に書いたように、高い・遠い・小さくしか撮れない状態であったので、証拠写真程度にしか撮ることができなかったんです。
 それでも、一応載せることにいたしましょう。
キリシマミドリシジミ ♂
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 かなり無理してトリミングしています。 後翅の端っこが破れていて、緑の表がチラッと見えています。
 
イメージ 3
 同じ個体かと思いますが、これも後翅が傷んでいます。
 
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 同個体。緑がチラ見え。
 
イメージ 5
 V字開翅。奥側の前翅もかなり傷んでますねぇ。
 
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 べったり開翅。やや後からなので、輝きがイマイチです。こっちを向いてとまってくれたらよかったんですが…。
 
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 上と同個体の閉翅。もっと鮮明に撮りたかったなぁ。
 
 で、今回の一番の成果がこれ。
キリシマミドリシジミ ♀
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 ♂とはまるで別種のように色が違いますねぇ。ホント、綺麗でした。
 ただ、林の中の薄暗いところにとまったので、ストロボ撮影せざるを得ず…それにお約束どおり4m程の高いところ。
 1m弱の脚立を持って行ったので、なんとか視線よりやや高い程度で撮ることができました。
 
イメージ 9
 ひととき、日が射して木漏れ日がスポットライトのようでした。何とかストロボ無しでも撮影。
 うーん、自然で良いよね。
 
 ということで、決して大成功とは喜べない遠征ではありましたが、私にとって初めてのキリシマミドリシジミとの出会いを実現することができました。
 ご一緒いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 またご一緒できる機会を楽しみにしております。