自然観察体験学習に参加(7/31) その2

 林の中の遊歩道ですから、あちこちにくもの巣があります。その中で面白かったのがこれ。
 巣の中心に渦巻き模様、そしてその真ん中に小さなクモがとまっています。
ギンナガゴミグモ
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 それにしても折角の獲物を捕らえるための巣、「こんなに目立って良いの?」「透明の方が虫が引っ掛かりやすいと思うんだけど」と子供たち。
 
 何気なく足下の石を蹴っ飛ばすとオレンジと黒の縞々模様が。
ヤスデの一種(キシャヤスデの仲間?ご存知の方がおられましたらお教えください。よろしくお願いします)
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 「ムカデが出た~」「刺されるから触ったら駄目よ!」と声が飛びます。
 「あの~、それヤスデなんですけど…刺される心配はないし。それにムカデにしても刺すんじゃなくて噛むんだけど…」と思わずツッコミを入れてしまいました(^^ゞ。
 それにしても、大きなヤスデ、しかも綺麗です。私も初めて見ました。
 「これ、なんていう名前?」と聞かれましたが、「う~ん、初めて見たなぁ、それにしても綺麗だねぇ」とごまかすKanabunがそこにいました(^^ゞ。
 
 調べてみると、ヤスデは青酸化合物主体の毒を持っているそうで、襲われるとそれをガス状にして放出するらしいですね。ただ人間には影響は出ないほど微量なようですが、それにしても身近なところにも毒を持つ生物がいるものなんですね。
 
 葉の上にとまっていたのがこれ。
ベッコウハゴロモ
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 これもセミの遠い親戚ですね。よく見ると派手すぎない落ち着いた模様で、好感が持てます。
 
 木の枝先に変わった形の実がついていました。
ホオノキの実
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 大きな実です。残念ながら食べられませんが…
 ホオノキの葉は燃えにくく、この葉の上で味噌を焼いて食べる「朴葉味噌」は有名ですね。
 
 ここでタイムアップ、解散となりました。
 短いながらも興味深いお話しをたくさん聞かせていただき、充実した観察会となりました。
 講師の皆さん、スタッフの皆さん、それにご参加の皆さん、ありがとうございました。