1/8 霜柱

 朝から冷え込んだ日でした。
 
 お昼にもかかわらず、草むらに白い物体がひとつ。近付いてみると…
 
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 長さ20cmはあろうかという、立派に発達したものでした。
 その名もシモバシラというシソ科の多年草があって、地上部が枯れても根が活動を続けていて土の水分を吸い上げ、道管をして地上部へ水を送り続けるために、氷点下になるとその茎の中の水分が凍結して根元に霜柱ができるそうなのですが(私自身はまだ見たことがありません)、同じような現象が他の植物でも起こるようです。
 
 拡大してみると…
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 氷がひれ状に発達しています。
 弱く柔らかな冬の陽に光って、実にきれいでした。
 
 この季節の花といえば…
 
ビワの花
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 11月頃から早春まで、長期間だらだらと花を咲かせます。
 寒くなるとせっかく実った幼果が凍って落ちてしまうので、果実を実らせるためには一時に花を咲かせるより、長期間にわたって咲く方が有効なんでしょう。
 
 この季節、野山では赤い実がよく目立ちますが、中にはこんな黒い実も。
 
アカネの実
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 小さな実をいっぱい着けています。
 黒いのになぜ茜?
 ウィキペディアによると、「根が乾燥すると赤黄色から橙色となり、赤い根であることからアカネと名づけられた」んだとか。また、この根を干して煮出した汁を草木染めに使うと茜色に染まるんだそうな。
 ちなみにこの黒い実も草木染めに使えるとありましたが、どんな色に染まるのでしょう?
 
 山に張られたワイヤーに大きな鳥が1羽とまっていました。
 望遠で見ると猛禽類です。
 
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 黒いアイラインが特徴です。
 
 実家の手伝いの合間に結構楽しめた1日でした。