お盆 (8/13)
はじめに
ゆっくりと日本列島に接近してきた台風12号、各地に大きな爪痕を残しながら日本海へと抜けていきましたが、まだまだ余波が残っているので油断ができません。
今回被災された方々、本当にお気の毒に思います。一日でも早く元の生活に戻られるよう、お祈り申し上げます。
さて、本題に戻ります。
この日はお盆で実家へ。そしてお墓参り。
その後、いつものことですが、一人周辺の探索を楽しみながら実家へ戻りました。
キイトトンボ♀
なぜこんなところに?と思うような草むらにいました。
少し離れたところには発生してそうな湿地もあるのですが。案外、このトンボは移動範囲が広いのかも知れません。
歩いていると、道路脇の繁みから飛び出したトンボが高い枝にとまりました。
シルエットから、サナエの仲間だろうと見当を付けました。少ない記憶をつないでいくと、オナガサナエ♂じゃあないですか!渓流の石の上で縄張りを張っているのを見たことはありましたが、こんな山の中で出会うとは!
不思議に思っていたら、オナガサナエは未成熟の間、生息水域から遠く離れた林間で生活するのだそうな。
ということは、この地域にはオナガサナエが暮らす清流があるということ。一気に夢が膨らみます。
これに気をよくして、暑い日中ヤンマがよく休んでいる林の小道に行ってみることにしました。時期から見てミルンヤンマがいるかも?という期待を持って。
薄暗い小道を進んでいくと、狙いどおり足下からヤンマが飛び出し、背丈くらいの高さの枝にとまるのが見えました。「ビンゴ!」と心の中で叫びつつ胸ドキを抑えながらソッと近づきますが、手前の枝が邪魔になって、アングルが決まりません。四苦八苦しながら良いアングルを探していると、それに気付いたヤンマはあっという間に高いところへ逃げてしまいました。ホント、ガッカリ…と思っていると、そのヤンマはUターンして戻ってきて、頭上の枝にとまりました。しかし高さは数m上。同じ戻ってくるならもっと低いところにとまればいいのにねぇ。
でもせっかく戻ってきてくれたんだし、喜んで撮らせて貰いますよ!
横から…
背面から…
このときはミルンヤンマだと思い込んでいたのですが、帰宅後パソコンでじっくり見てみると…
なんと!コシボソヤンマ♂じゃないですか!いたんだねぇ、こんなところにも!
実はコシボソヤンマの♀は過去2回(最新は8/6の日記を)あったことがあるんですが、♂は初めて。
めちゃ嬉しいんですが、どうせならその場で喜びたかったなぁ。
日が傾く時間となったので、帰りを急ぐことに。
途中、クサギの花では…
クロアゲハ♀が吸蜜中
林縁では…
マユタテアカネ♀
マユタテアカネの♀には翅が無色透明のものと、この写真のような翅の先端部が黒くなるものの2
種類います。
実家周辺にもいろんな種類がいるものだと、改めて思いました。