5/19 ミスジチョウに挑戦
本来なら日付順に書かねばならない日記ですが、そこは世間の流れに乗ってしまったということでご理解下さい。タイプスリップを敢行、日付を金環日食より前に戻します(笑)。
さて、この日は3年越しの課題であったミスジチョウに会いに行ってきました。
過去2回訪れていますが、時期はずれに「下見」と称して行ったもので、いずれも見ることすら叶いませんでしたが、今回は事前に情報をいただいていたので満を持しての出撃です。
ところが勇み足、早く着きすぎてしまいました。もっともこれは想定内の話、肌寒い中、森林浴を楽しみながら現れるのを待つことにします。ところが上空に寒気が入っているため気温が上がらず、現れる虫と言えば小さな白い蛾がチラチラ飛ぶ程度。しかも忘れた頃に。
しばらくすると、「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のノゾピーさんがお見えになりました。もしかしてここでお会いできるかも?と密かに思っていたとおりだったので、ちょっとビックリ。もっとも、ノゾピーさんのMFにお邪魔しているわけですから、当然と言えば当然なんですか。
そうこうしているうちにやっと現れたのは、アサヒナカワトンボ。私にとってはいつも見慣れているトンボながら、本命が現れないので仕方なく暇つぶし。でも驚いたことにここのトンボはいとも簡単に近づけてしまいます。私のMFのトンボはすごく敏感で、写程距離に近付くのにどれだけ苦労していることか。気温が上がっていないことだけが理由ではなさそう。なんでだろ?
アサヒナカワトンボ ♂
ふと気付くと、遠くに茶色いのが翅を広げてとまっていました。なんだろうと思い、目一杯ズームアップして撮ってみると正体がわかりました。
コジャノメ ♀
気温が低いせいか、長い間べったり広げたままとまっていました。
待てども待てども本命は現れず、カメラを向ける気にならないほどのボロのテングチョウがやってくる程度。多いはずのコミスジさえも一度姿を見せただけ。その間遠くを飛んだサトキマダラヒカゲの正体がわからず、色めき立ったのは秘密です(笑)。自己解決できたときは自分でも笑ってしまいましたが…あほらしくて。
ちょっと嬉しかったのはトラフシジミが現れたこと。でもとまった位置が悪く、体勢を整えている間に翅を開いてしまったのできれいな春虎模様を撮れなかったのは残念でした。
トラフシジミ
その後もトンボを追いかけたりして暇つぶしをしていると、いつの間にか怪しいのがとまっていました。
出た~!待望のミスジチョウ!
私にとっては3年越しの初対面をあっけなく果たすことができた瞬間でした。
ミスジチョウ ♂
ミスジチョウ ♂開翅
ミスジチョウ ♂閉翅
とまった場所が遠かったので、デジタルズームを駆使した写真ではありましたが、気温のせいもあってかほとんど飛ばず、ゆっくりと撮影することができました。
さぁ、今度はさらに大きいという♀が現れるのをを待つだけですが、そうは問屋は卸さず。♂ももっとたくさん現れて良いはず、とのことでしたので、どうも若干フライングだったようです。
そこに現れたコミスジ。かなり大きめでしたから、一瞬おっ!と思ったのですが…(笑)
コミスジ ♀
ここで所用があったのでタイプアップ。
まだしばらく観察を続けられるというノゾピーさんとお別れして帰路につきました。
♂が1頭だけではありましたが、待望のミスジチョウに出会うことができ、ノゾピーさんにお目にかかったおかげで退屈なはずの待ち時間も楽しく、有意義に過ごすことができました。またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。
おしまいです。