5/27 ミスジチョウ、再び

 前日、キウイフルーツの人工受粉が一巡したので、先週に引き続きミスジチョウに挑戦してきました。目標は前回見られなかった♀をゲットすることと、その他諸々。ただし午後からは作業粗せねばならないので、早朝出撃の短時間勝負となりました。
 
 前回は到着が早すぎたため、少し遅めに出撃しましたが、それでもまだ早かったようで、チョウはおろか、カワトンボすらまだ眠っているようで姿を見せません。
 しばらくすると、高い梢に陽が当たり始めると、先ずアカシジミが枝先をかすめるようにチラチラ飛んでいく姿が見えました。
 次に待望のミスジチョウ系の飛び方をするチョウが次々に現れますが、高くて遠いので見分けに自信が持てません。でも、前回と違って数が多いのでそのうちチャンスが来るだろうと、気長に待つことにしました。
 
 すると遠くの枝に♂が1頭、とまりました。目一杯のズームアップで狙います。
 
ミスジチョウ ♂
イメージ 1
 数カット撮っただけで飛び立ってしまいました。天気によってこんなにも行動パターンが違うものかと改めて驚きました。
 
 その後は飽きない程度に姿を見せるものの、全く撮影チャンス無し。時々♀と思われる大きいのも姿を見せるんですが、高いところを飛ぶばかりです。
 
 それでも諦めずに待っていると、アカシジミが飛んできて比較的近くにとまりました。が、枝が邪魔をして…。四苦八苦していると、運良く枝の間を通して撮れる位置を発見しました。
 
アカシジミ
イメージ 2
 
 テングチョウも越冬明けのようなボロ個体ばかりでしたが、1頭だけ色鮮やかな個体が混じっていました。
 
テングチョウ
イメージ 3
 おそらくこの春羽化した新成虫なんでしょう。
 
 この日は気温が上がったせいか、まだ時間が早いにもかかわらず、ミスジチョウが姿を見せる間隔が長くなってきました。もうチャンスはなさそうな予感がしたので、諦めて移動を始めました。
 柿の木の下を通ると、たくさん雄花が咲き、地面にも敷きつめたように雄花が落ちています、思わず立ち止まって見上げていると、大きなミスジチョウが現れ、吸蜜を始めました。
 
ミスジチョウ ♀
イメージ 4
 高かったのと、空が透けて見える位置だったので証拠写真程度にしか撮れませんでしたが、♀の吸蜜シーンが見られてラッキーでした。
 
 教えていただいたポイントに着き、時間的にはまだ早いだろうな、と思いながら眺めていると、怪しい影が。
 
アオバセセリ
イメージ 5
 羽が破れたボロ個体でしたが、待望のアオバセセリとご対面~!。愛想がよかったのでじっくり撮ることができました。
 
 さて時間も迫ってきたし、撤収するかと思ったとき、また大きめのミスジチョウ系の姿が。
 まさかこの場所でなぁ、と思いながら近付くとホシミスジでした。
 
ホシミスジ
イメージ 6
 
イメージ 7
 昨秋、某地で見て以来の対面です。地元では見たことがないので、嬉しくなりました。
 
 これで気をよくして帰路につきました。午後からの作業、頑張るぞ~。
 
 おしまいです。