6/6 ゼフ探し
金星が太陽面を通過したこの日、あちらこちらから聞こえてくるゼフィルス便りに触発されて、少し出かけてみることにしました。まさに「忙中閑有り」(^^ゞ。
目的地に着くと、ここでもテングチョウが大発生。でもカメラを向ける気も起こらず。道端にいたこんなのが目立つくらいで、何となくいやな予感が漂い始めます。
ヒトツメカギバ
これはこれできれいなので相手になってもらっていると、辺りを舞っているテングチョウとは違う、小さな蝶が風に吹かれるように現れ、近くにとまりました。
これは!と思ってそっと近づくと…狙いどおり。
やったー!到着後15分で一つ目の目的達成です!これはヒトツメカギバのおかげ?
しかも羽化したばかりのような、傷ひとつ無い新鮮個体。あまりにのんびりしているのでこんなこともしてみました。
お腹ぷっくりなので♀でしょうか?
開翅も狙って日の当たるところへ移動させたのですが、それは叶わずでした。
しかし、先ほどまでのいやな予感から一転して、これはいい展開とひとりほくそ笑みます。
しばらく行くと今度はアカシジミ発見。しかし草の中でパタパタ、なんとか写真を撮れる場所に移動してもらおうと四苦八苦していると、いきなり高く舞い上がってロスト!これはいやな展開になったぞ。
テングチョウの中に時折白く光るウラギンシジミも混じっています。このときも白いのが飛んできて葉陰にとまりました。でも何となくウラギンとは違ったような気がしてそっと近づくと、なんとウラゴマダラシジミ!予想もしていなかった出会いにテンション上昇です。
ウラゴマダラシジミ
とりあえず証拠写真。完全逆光だったので、ストロボを使おうと設定しているとき、いきなり高く飛んでロスト!再びテンション低下…(>_<)
その後はアカシジミを1頭見るも、証拠写真すら残す間もなく高く飛んでロスト。結局期待が高かったミズイロオナガは最初の1頭だけ、アカシジミは2頭見るも証拠写真すら無し、思わぬ出会いのウラゴは逆光の証拠写真のみ、ウラナミアカは姿すら確認できずに終わってしまいました。
他に嬉しかったのはこいつくらい。
オスグロトモエ
それよりもショックな事実が判明。どうもこのポイント、工事によって大きく地形が変わりそう。ちょうど境界線の杭打ちに関係者の方が活動されていました。ショックです!
気分を変えようとポイント移動。この場所ではゼフの実績は聞いたことはないのですが何となく足が向きました。
現れたのは春虎。
トラフシジミ 春型
さすがに季節柄、擦れてしまっています。
春虎と遊んでいると、紅いのが高みから舞い降りてきました。
とまらないかなぁと思っていると、少し遠い枝先にとまりました。でも期待していたウラナミアカではなく、ただのアカシジミ。少しガッカリでしたが、3種類眼のゼフを撮ることができましたので満足。
アカシジミ
でもこのアカシジミ、何やらもぞもぞとおかしな動きをしています。どうやら産卵?
興味深いシーンが撮れました。
ここで再度移動。今度は地元。
ヒオドシチョウ
遠かったので証拠写真程度ですが、新鮮個体でした。
ウスタビガ 幼虫
丸太のベンチをもぞもぞ。蛹化場所への移動途中でしょうか。
それにしてもこの幼虫、形もユニークですが配色が面白い。濃い緑と黄緑のツートンカラー。
現在塗装変更が進行し、残り少なくなってきている京阪電車の旧塗装みたい。
ごめんなさい、鉄ネタが出てしまいました。
ここでちょっとした連絡が入って探索終了。
やや不完全燃焼気味ながらそれなりの成果もあったのでヨシとしましょう。
おしまいです。